冬の間は活動が鈍っていたバラやクレマチスの植物たちも、暖かくなった最近では水やりが必要となりました。
毎日水やりをしていたら、グランドカバーとして植えていたパリダムが凶暴化してきました。
グランドカバーは控えめこそ映える
水やりが必要としない冬の間のセダムは、縮こまっている姿が可愛いんですよね。
丸っこく縮こまってる姿が可愛いのに、他の植物の為に水やりした影響で、間延びし放題になってしまって、このまま梅雨時期に突入すると蒸れてしまうので、一生懸命駆除しています。
夏になれば枯れる可能性もあるので放置しても良いのですが、とにかく主張してくるくらい暴れまくるので、セダムはバラやクレマチスなどの水を好む植物の近くには植えてはいけないと思いました…
梅雨前にグランドカバーを整理する
既にグランドカバーが暴れると、風通しが悪くなり、本命の草花が蒸れて枯れてしまう可能性が高くなります。
蒸れるのを避けるために、梅雨前と猛暑前にグランドカバーを出来るだけ整理しておく必要があります。
グランドカバーによっては暴れて、本命の草花がグランドカバーに埋もれてしまい、光が当たらなくなってしまい弱ってしまうこともあるので、短く剪定しておいた方が良いです。
風通しが悪くなったり、蒸れたり、光が当たらなくなったりすると、植物は病気になったり、弱ったりします。
これからの季節、要注意です。
凶暴化しやすいグランドカバー
我が家でグランドカバーが凶暴化しやすいリストをまとめました。
特に日当たりが良く、水を好む植物の近くに植えて水をあげていると、その恩恵で繁殖力旺盛になります。
- グレコマ
- フォプシス スティローサ
- パリダム
- ヒメツルソバ
- ルブス サンシャインスプレーダー
グレコマ
匍匐性でどんどん広がっていきます。根が浅いので抜くのは簡単ですが、広がり過ぎると手入れが大変になります。
特に日当たりの良い、肥料食いの植物(バラなど)の近くに植えると、葉が大きくなってツルも伸ばしまくるので注意が必要です。
明るい日陰で、肥料を与えない場所で、葉が小さい状態を保てる場所が良いと思われます。
葉が大きくなると途端に可愛げがなくなります…。
フォプシス スティローサ
トゲはないのですが、葉が細長く何故かチクチク植物なので、剪定や抜く時はガーデニング用の手袋をした方が安全です。
伸びた茎が地面に付くと、そこから発根して繁殖していきます。
環境が良いと増殖していくので、範囲を決めて植える事をおすすめします。
花はピンク色の小さい花が密集していてかわいいですが、直ぐに暴れて根元を覆い尽くし、背丈も伸びてくるので、こまめな手入れを必要とします。
パリダム
水が少ない場所では縮こまって可愛いセダムなのですが、水やりの頻度が多い植物の側に植えると、途端に暴れ出して主張してくるので厄介です。
駆除する時に少しでも残すと、そこから繁殖力していくので、根ごと駆除して、茎を残さないようにしてください。
夏の暑さや蒸れに弱いので、駆除をするのにわざと水をあげて枯らす方法もあります。
ヒメツルソバ
ツルヒメソバは我が家には植えていないのですが、近所の庭で生えていて、その種が飛んできて生えてくるんですよね。根っこごと抜いても抜いても生えてきて、少しほったらかすと急激に範囲を広げているので、要注意です。
上記はいずれも匍匐性で根が生えて更に範囲を広げるタイプです。
範囲を広げたくない場合は、こまめに剪定をして、繁殖を抑えた方が良いでしょう。
ルブス サンシャインスプレーダー
ルブス サンシャインスプレーダーはトゲがある上に、一度根付くと駆除するのが難しいグランドカバーです。
明るい黄緑が映えるので、見栄えは良いのですが、繁殖力旺盛で駆除しようにもトゲがあるのと、木質化しやすく、根も深くなるので根ごと駆除しにくいグランドカバーです。
おまけに根が残るとそこから生えてきて繁殖しだすので非常に厄介です。
一度駆除を試みましたが、トゲに負けたのと、根張りも強く、駆除に至っていません。
秋にまた駆除を試みますが、最悪除草剤を部分的に使って広がりを防ごうと思っています。
駆除を試みた中で、一番最恐の天敵です。
控えめだけど見栄えが良いグランドカバー
植えたグランドカバーの中でもっと広がって増えて欲しいのに、中々増えない…。おまけに手間要らずで可愛いと花を咲かせるグランドカバーのご紹介です。
ベロニカ(トラノオ)
ベロニカ(トラノオ)は、下記の種類を購入しましたが、春になると可愛い花を咲かせる上、葉っぱも小さくて色も良い感じのグランドカバーです。
挿し芽で簡単に増やせます。
匍匐性ではないので、放ったらかしでは増えないようなので、きちんと剪定して挿し芽で増やしていけば増えていくのではないかなと思っています。
秋にでも挑戦してみようと思っています。
- オックスフォードブルー
- ウォーターペリーブルー
- マダムマルシア
サクサグレ モスグリーン
葉っぱが小さく捩れたようにニョキニョキ生えている感じが可愛いセダムの一種です。
夏に蒸れて枯れかけましたが、生き残っては増え、夏に蒸れて減るを繰り返して、中々増えないです。
夏の日当たり部分は枯れる可能性が高いので、少し日陰に植えると良いと思います。日当たりと日陰に分けて植えて、夏が過ぎた暑さが落ち着いた時期に親株から挿し芽して増やすのが1番良いかもしれません。
アクレアウレウム エレガンス
水やりが増えると間延びしますが、増えて暴れるほどではありません。
冬は縮こまって芽先が黄色い状態になるのが可愛いです。1苗丸ごと地植えするより、あちこちに少し分けて植えると良いです。
プラティアアングラータ
我が家の庭はダンゴムシが沢山いるので、このプラティアを植えても直ぐに食い尽くされます(T ^ T)
ダンゴムシの食害さえなければ植えたいんですけどね…。
まとめ
良いなと思って植えると、駆除しきれないくらいに大変な思いをすることがあります。
植えるのは簡単ですが、駆除するには数倍の労力と時間が必要になります。
植えるグランドカバーの性質をよく理解してから植えることをおすすめします。
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