アルピナ系 < クレマチス 系統別– Clematis Alpina –

アルピナ系は春から秋にかけて、中輪の花を咲かせる三季咲きのクレマチスです。旧枝に花を咲かせるので、冬の剪定は弱剪定します。花色は青や紫系統ですが、シベリアクレマチスとして知られる品種は白色、他にピンクや淡い青色もあります。基本的には花弁が4枚の一重咲きで、花の形は下向き咲きのベル形となります。

アルピナ系の情報や育て方を纏めています。

目次

アルピナ系の解説

Clematis alpina系は、通称Alpine clematis(アルパインクレマチス)はキンポウゲ属(Clematis)の落葉性つる植物です。

育て方

アメリカ合衆国では、一般的に南部に位置する気候帯であるアメリカ園芸協会の9から6の地域で最もよく育ちます。

日当たり

この早春に咲くクレマチスは、十分な日当たりのある場所や部分的な日陰で育てるのに理想的です。特に、北向きまたは東向きの場所に適しています。

土壌

肥沃でよく排水された、中性の土壌を好みます。最適な土壌はよく排水され、腐葉土を含む土壌です。

夏の乾燥

一度根付いてしまえば、乾燥に耐える能力を持ちます。

耐寒性

非常に頑丈で、耐寒性があり、最低気温が摂氏マイナス40度まで耐えることができる品種です。

アメリカ農務省の耐寒性ゾーンでは3から9に該当します。

主な生息地と起源

C. alpinaはヨーロッパ原産で、主にヨーロッパアルプスの岩の多い亜高山地域に自生しています。山地に自生するため、実際には手入れや剪定などの手入れがほとんど必要ありません。

Alpine clematis(アルパインクレマチス)は、アネモネとヘパチカといった、同様の葉と花を持つ植物と近い親戚です。

アルピナ系クレマチスはアトラゲネ系(Atragene Group)に属し、C. chiisanensis、C. fauriei、C. koreana、C. macropetala、C. ochotensis、C. sibirica、C. turkestanicaなどの品種を含んでおり、それらの品種はアルプス地域だけでなく、北部および東部ヨーロッパ、日本、北アメリカにも分布しています。

特徴

習性とサイズ

アルピナ系は、最大で3メートルの高さに成長します。

それらの成長パターンは水平で、樹木や生け垣に寄りかかるように成長し、しばしば壮観な花と種子頭を提供します。このような特性は、庭園や景観設計において魅力的な選択肢となります。

中緑色の葉

アルピナ系のクレマチスは、4月から5月中旬まで、多数の垂れ下がる花を咲かせ、夏や夏の終わりにも後咲きがあります。

これらの花は通常4枚の萼を持っていますが、いくつかの品種ではそれ以上の長さに変化することもあります。

花は小さなベル形で、中型で、青色でクリーム色の中心を持ち、その後にふわふわの種の頭と中緑色の葉が続きます。主な花の色は青や紫色ですが、シベリアクレマチスとして知られる品種は白色の花を咲かせます。

青や紫色以外にも、ピンクや淡い青などさまざまな色で楽しむことができます。

非常に敏感な細い根系を持っており、湿度に対して敏感です。そのため、アルピナ系のクレマチスは、できるだけ高い位置に植え、適切な排水を確保することが重要です。

開花時期

アルピナ系のクレマチスは、主に4月から5月に咲き、その後も夏や夏の終わりに驚くほどの後咲きがあります。

咲く枝

アルピナ系のクレマチスは、旧年の成長した枝に花が咲くタイプの植物です。つまり、前の年に成長した旧枝に春に花が美しく咲き誇ります。

剪定と剪定時期

アルピナ系は、剪定が定期的に必要ない頑丈な植物で、剪定グループ1に分類されています。

剪定は春に咲いた後に行うべきで、数年間は剪定せずに成長させることで、より背の高い植物を育てることができます。その後、剪定は形やサイズを調整するために行います。

花後の剪定

植物の広がりを制限する必要がある場合、花後すぐに健康なつぼみに長すぎる新芽を切り戻します。剪定が必要な場合でも、5月中旬から後半に行うのが最適です。

春の剪定

アルピナ系のクレマチスは主に4月から5月に花を咲かせます。
花後、古くなった花を切り取ります。古い花を残しておくと、次の花の形成に影響を及ぼす可能性があります。
剪定の際は、健康で新しいつぼみに向かって花の古い部分を切り戻します。

春になると、新芽が出始めます。この時期にクレマチスの形を整えるため、不要な茎や蔓を剪定します。
剪定の際は、新芽に向かって成長する茎を選んで切り戻します。これにより、健康的な成長が促進されます。

冬の剪定

冬の間、休眠中のクレマチスに対しては通常の剪定は行いません。
剪定は主に花後の春と春の新芽が出始める時期に行います。

注意事項

上記の剪定手順に従うことで、アルピナ系のクレマチスを健康的に育て、美しい花を楽しむことができます。ただし、クレマチスの種類によって剪定のタイミングや方法が異なることがあるため、特定のクレマチスについての情報も確認しておくことが重要です。

人気ランキング

アルピナ系のクレマチスの各品種ページで【いいね】と、育てやすさの【評価】をランキングにしました。
アルピナ系の人気品種と、育てやすい品種が分かりますので、購入の際の参考にしていただければと思います。

アルピナ系の品種一覧

品種名 画像 カラー 評価
アルピナ アルピナ  
1 未評価
ウィリー ウィリー  
0 未評価
クラグサイド クラグサイド  
0 未評価
コンスタンス コンスタンス  
0 未評価
パメラ・ジャックマン  
0 未評価
ピンク・プリンセス ピンク・プリンセス  
0 未評価
富士ミヤマハンショウヅル 富士ミヤマハンショウヅル  
0 未評価
ブルー・バード ブルー・バード  
0 未評価
ブルー・プリンセス ブルー・プリンセス  
 
1 未評価
ヘルシングボーグ ヘルシングボーグ  
0 未評価
ホワイト・コロンバイン  
0 未評価
ロージー・オグラディ  
 
0 未評価
ロージー・パゴダ ロージー・パゴダ  
0 未評価