フラミュラ系 ＜ クレマチス 系統別– Clematis Flammula –

フラミュラの解説

クレマチス・フラミュラは、キンポウゲ科の植物で、「fragrant virgin’s bower」という俗称で知られています。

南ヨーロッパからアフリカ北部にかけて自生する落葉性のつる性植物で、観賞用として世界各地で栽培されています。

香りのよい白い花を咲かせ、小さな緑色の果穂をつけます。花が開いたばかりの頃は、甘いアーモンドのような強い香りがします。

クレマチス・フラミュラは、暖かくなると花がたくさん咲き、絡み合うように成長します。

フェンスやトレリスの装飾として、あるいはグランドカバーとして、園芸家に人気があります。他に登る植物や構造物がない場合は、自分自身に登って、大きく密に絡まったブッシュを形成します。多くの新芽を出し、高さは5メートル以上になります。

地域によっては、この種が導入された後、厄介な存在になっています。庭や造園地以外では雑草となります。

クレマチス・フラミュラ・マリチマは、砂丘に適応したより丈夫な品種です。現在、侵食された砂浜の土壌安定化剤として研究されています。