テキセンシス系 < クレマチス 系統別– Clematis Texensis –

テキセンシス系は春から秋にかけて小輪の花を咲かせる三季咲きのクレマチスです。主に新枝に花を咲かせるので、冬の剪定は地上部を少し残して強剪定します。花色は赤系が多く、次いでピンクから白、紫色が続きます。花の形は、鐘形のベル形で横向き咲きのチューリップ咲きが中心です。ヴィオルナ系との品種改良により、下向き咲きの壺形も多いです。

テキセンシス系の情報や育て方を纏めています。

テキセンシスの解説

草本性でやや木質化したつる植物で、高さ3メートルまで登ることができます。

春から夏にかけて、新芽にベル型の花を咲かせます。花弁は厚く革質で、緋色の萼片を持ちます。花後に羽毛のような球状の梅花藻を見せます。

テキセンシス系は非常に丈夫で乾燥に強く、日当たりの良い場所に植えると、最初の霜が降りるまで花が持続することがあります。

「梅花藻」(うめばなも)は、日本語で「plum blossom alga」または「red snow alga」とも呼ばれる、細胞の色が赤い藻類の一種です。この藻類は、雪や氷の上に赤い斑点を作り、一見して梅の花が咲いたかのように見えることから「梅花藻」と呼ばれています。実際には、雪や氷に生息し、赤色の色素を持っていることから、雪中で見かけることがあります。
梅花藻は特に寒冷な地域で見られ、雪解け水が周囲に広がると、その鮮やかな赤い色が目立ちます。この赤色の色素は、藻類が光合成を行うために受ける光からの保護として機能すると考えられています。一般的に、自然界における微生物の多様性の一部として存在し、美しい自然現象の一例とされています。

生息地

クレマチス・テクセンシス(Clematis texensis)は、キンポウゲ科(Ranunculaceae)のつる性植物で、通称スカーレットレザーフラワーと呼ばれ、米国テキサス州のエドワーズ高原に自生しています。

アメリカではテキサス州のエドワーズ高原の固有種です。

自然環境は石灰岩の岩場や川岸に生息しています。

交配について

他のクレマチス品種との交配により、”Duchess of Albany”, “Princess Diana”, “Gravetye Beauty”, “Sir Trevor Lawrence”, “Etoile Rose” など、ピンクから濃い緋色の赤色で、本種よりも華やかな品種が誕生しました。

クレマチス・テクセンシスとその交配種は、花弁が4枚のものが多く、花はユリの花のチューリップに似ていて、下向きのベル型になることもあります。

テキセンシス系の育て方

開花時期

春から秋の主に5月〜10月にかけて開花する四季咲きが多いです。

テキセンシス系はとても丈夫で、暑さにも比較的強いクレマチスです。夏の暑い時期でも花を咲かせる強靭さがあります。

咲く枝

基本的に新枝に花を咲かせる新枝咲きで、冬になると、伸びた枝は冬に枯れて休眠します。

春になると地中から新芽が伸び、その伸びたツルの先端を中心に花を咲かせます。

剪定と剪定時期

剪定時期は、花後と冬の年2回ですが、夏は暑さで弱り葉が傷んだりするので、春の開花が一通り落ち着いたら半分くらいに切り戻すと良いです。涼しくなった秋に生育旺盛さを取り戻し、ツルが伸びて花を咲かせます。

花後の剪定

開花時期後の6月頃に、まとまって咲いていた部分の下の低い位置まで切り戻しします。

返り咲きの傾向が強い品種なので、花後はこまめに剪定すると二番花、三番花を咲かせる事ができます。その際は追肥をしておきます。

春の剪定

新枝咲きの為、冬に強剪定した場合は必要ありません。

もし、強剪定していなかった場合は、株元の芽が出ている場合は芽が出ている付近まで切り戻します。

地上部分が完全に枯れている場合は地際で切り戻します。
目印として残しておきたい場合は、地上部分から1節ほど残して強剪定します。

冬の剪定

地上部分を1節ほど目印として残して、強剪定をします。

人気ランキング

テキセンシス系のクレマチスの各品種ページで【いいね】と、育てやすさの【評価】をランキングにしました。
テキセンシス系の人気品種と、育てやすい品種が分かりますので、購入の際の参考にしていただければと思います。

テキセンシス系の品種一覧

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