地方自治体によってはナガミヒナゲシを駆除するよう働きかけているのですが、これが一向に認知されず、空き地などで群生したり、隣の庭で群生して放置されていたりと、年々生息範囲を広げている厄介な存在になってきました。
この記事は、少しでもこのナガミヒナゲシに危機感を持ってもらいたいと思い、まとめました。
公園隣の空き地に群生、子供が危ない!
ナガミヒナゲシは一見、風にそよいで可愛い感じの花を咲かせ、更に目立つ花を咲かせるので、一目見てナガミヒナゲシとわかります。
それが子供の目にも留まりやすい。
近所の公園の隣の空き地には、このナガミヒナゲシが群生し、そこを中心として、人が靴底で種を運び、道沿いなどで咲かせ、更に生息範囲を広げています。
この1つの蕾に1500粒、更に1株で16万粒の種を生産する為、年々生息範囲がどんどん広がっていくというわけです。
しかも、このナガミヒナゲシはブッチっとちぎると、黄色い液体を出し、その液体に毒性があるので、直接手で触るとカブれてしまいます。
小さい子が不用意に取れる場所、そして、手に取りやすい位置に咲いているので、小さい子がいる親御さんには注意してほしいです。
ナガミヒナゲシについての詳しい情報は下記のサイトに掲載されています。
ガーデニングする人にも注意!
ナガミヒナゲシは近くの植物を枯らす毒性も持ち、在来種を駆逐していきます。
自分の庭に、このナガミヒナゲシが侵入してくると、せっかく植えた植物を枯らしてしまいます。
直ぐには枯れませんが、どんどん増やして群生していくので要注意です。
小さい苗の内に、根ごと引っこ抜くことをお勧めします。
ロゼット状の判りやすい形状をしているので、4月初旬頃に片っ端から駆除してください。
未熟な種でも育つ生命力が強いヤツなので、必ず全て取り除くことが重要です。
隣の家に群生する恐怖
ナガミヒナゲシが隣家に咲いていたら、かなり危機感を持った方が良いです。
直ぐに侵入してくるので、なるべく生えたら直ぐにナガミヒナゲシと分かるように認識度をアップしてください。
侵入して庭に10万粒の種が撒かれたらどうなると思いますか?
はっきり言ってガーデニングする人なら恐怖です。
このナガミヒナゲシが我が家にこれ以上侵入してこないように対策を考えてみました。
除草剤を定期的に撒く
家裏の場所まで範囲が広がってくると困るので、毎年定期的に除草剤を撒いて凌ぐしかないと思っています。
そして、家裏は砂利を敷いているのですが、転勤中に雑草が蔓延ってしまい、戻ってきても妊娠出産子育てで中々手がつけられずにいました。
今後、また転勤で離れることになると、ナガミヒナゲシが蔓延ってしまう可能性が高い。
そうなると、除草剤だけでは凌げません。
防草シートを敷く
ここはナガミヒナゲシ対策として、除草剤を撒いた後、石を除去しながら雑草の根を1つ1つ抜いて、防草シートを敷くべきだろうと思っています。
それか完全コンクリートにしてしまうべきか…
固まる防草砂
完全コンクリートを敷き詰めるのもありですが、コストが高い。
家裏だけとはいえ、業者に頼むと結構な値段になりそう…
そこで色々探してみたところ、アイリスオーヤマから出ている、固まる防草砂という商品に辿り着きました。
色はイエロー、オレンジ、ブラウンの3種類で、砂を敷き詰めて平らにし、水を撒いて固まらせるという商品です。
雑草は隙あらば生えてくるので、除草剤で徹底的に駆除してから、防草シートを張り、その上に防草砂が良いかもしれません。
フェンスに不織布を貼る
ナガミヒナゲシはあまり草丈がありません。
風で飛んだとしても、草丈が低いので、それ以上の高さのフェンスを支柱で作り、そこに不織布を張って、種が飛来してくるのを防ごうと思いました。
気休めですが…やらないよりはマシかと思います。
自治体は庭に咲いたら駆除義務化の条例を出して欲しい
今の所、自治体は駆除を呼びかけるものの、法的強制力はありません。
しかも、あまり周知されていません。
条例化して、空き地の所有者にナガミヒナゲシを駆除しなかったら業者に罰金や、戸建ての庭にも駆除義務化して、法的強制力をつけてほしいです。
あと5年10年したら、もう駆除が追いつかず、間に合わなくなります。
このままでは、在来種も駆逐されてしまい、今その辺に生えている在来種の雑草が絶滅危惧種に指定されてしまう未来もあるかもしれません。
もっとこの外来種であるナガミヒナゲシに危機感を持って欲しいです。
このナガミヒナゲシで可愛いなと和んでいる場合ではないのです。
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