春先にオルトランを撒いていたので油断していたら、最近ヨトウムシの食害にやられまくりです。
今年は異常にヨトウムシが多い!
まず始めに、カリブラコアに大量に発生して、そこからクレマチスやバラにも侵入しているのを発見しました。
ヨトウムシの特徴と効果的な駆除方法について、実際の対策例を交えて解説します。害虫から庭を守るためのポイントを紹介します。
ヨトウムシの特徴
ヨトウムシは夜行性の害虫で、植物の葉や花、蕾に食害をもたらします。
特に幼虫は活発に活動し、夜間に植物を食い荒らします。
ヨトウムシの発生は一気に広がることが多く、もし葉っぱが喰われているのに周囲にそれらしき虫がいない場合は間違いなくヨトウムシなので、早急に対策しましょう。
今回、カリブラコアから発生したヨトウムシは、そこを拠点としてクレマチスやバラの方まで広がっていきました。
葉っぱに穴があってもそれらしき害虫がいなかった為、対応が遅れてしまいました。
様子は見続けていたので、クレマチスの蕾にヨトウムシがいた時、コイツの仕業か!と思った次第です。
ヨトウムシが好む植物の例
ヨトウムシ(夜盗虫)は、多くの植物を好むため、さまざまな作物や観賞植物に被害を与えます。
下記の植物を植えている場合は、ヨトウムシの成虫に狙われやすいので気を付けてください。
以下はヨトウムシが特に好む植物の一部です。
- 葉物野菜ーキャベツやレタス
- ナス科植物ートマトやナス
- イネ科植物ートウモロコシなど
- 観賞用草花ーダリアやペチュニアなど
- 庭園植物ーバラやクレマチスなど
- アブラナ科植物ーホウレンソウやカブなど
ヨトウムシは植物の新芽や若い葉、花、果実を食害します。
また、土壌中に潜んで根や根元を食べることもあるため、特に注意が必要です。
多様な植物を好むため、広範囲にわたって被害を与えます。
カリブラコアが狙われた理由は?
今回カリブラコアで大発生しましたが、カリブラコアはペチュニアの仲間です。
カリブラコアとペチュニアは同じナス科の植物で、非常に近縁の種です。
そのため、ヨトウムシがペチュニアを好むように、カリブラコアもヨトウムシに狙われやすい植物の一つです。
ヨトウムシは広範囲の植物を食害する害虫で、特にナス科の植物に対する嗜好があります。
カリブラコアがヨトウムシに狙われた理由として、その近縁性が影響していると考えられます。
ヨトウムシがペチュニアを好むことから、同じナス科のカリブラコアもターゲットになった可能性が高いです。
また、カリブラコアやペチュニアは柔らかい葉や茎を持っているため、ヨトウムシが食べやすいという点も影響しています。
カリブラコアを育てる際は、ヨトウムシなどの害虫対策をしっかりと行うことが重要です。
カリブラコアでの大発生と初期対応
カリブラコアでヨトウムシが大発生したため、できるだけ短く剪定することで、枝についたヨトウムシを物理的に取り除きました。
ヨトウムシは夜間性の為、広がっていた場合はどこかに隠れていることが多いです。
今見えている部分での対策では不十分なため、さらに対策を講じることにしました。
クレマチスやバラへの侵入発見
カリブラコアからクレマチスやバラの蕾にもヨトウムシが侵入しているのを見つけました。
蕾の中に入り込んだヨトウムシは、外部からの殺虫剤が効きにくいため、被害の拡大を防ぐために蕾ごと切って廃棄しました。
穴がある蕾を見つけた場合は、間違いなくヨトウムシです。
駆除対策
今回ヨトウムシを駆除した薬剤の効能をまとめました。
ベニカXファインスプレー
ベニカXファインスプレーを植物全体に散布しましたが、すぐに効果が見られなかったため、直接手で潰す対応も行いました。
特徴
- 即効性のあるスプレータイプの殺虫剤。
- 有効成分はピレスロイド系で、広範囲の害虫に効果的。
- 植物に直接散布しやすく、速やかに害虫を駆除します。
メリット
- 即効性があり、害虫に直接散布できる。
- 広範囲の害虫に対応できるため、ヨウトウムシ以外の害虫も同時に駆除できる。
デメリット
- 散布後の効果持続期間が短いため、定期的な再散布が必要。
- 直接的な効果が見られない場合があるため、手作業での駆除も必要になることがあります。
ヨトウムシへの効果
- ヨトウムシに直接散布することで、即効的に駆除が可能。
- ヨトウムシが蕾の中に侵入している場合、効果が及びにくい。
- ヨトウムシがある程度成長すると、薬剤耐性があり効かない事がある。
ベニカXガード
土にベニカXガードを撒き、根元からの駆除を試みました。
特徴
- 土壌に散布するタイプの殺虫剤。
- 有効成分が土に浸透し、根から吸収されることで植物全体に効果を発揮します。
メリット
- 植物全体に長期間効果を持続させることができる。
- 根から吸収されるため、見えない部分に潜んでいる害虫にも効果を発揮。
デメリット
- 効果が現れるまでに時間がかかる場合がある。
- 土壌の状態によって効果が変わるため、適切な量の調整が必要。
ヨトウムシへの効果
- ヨトウムシが植物の根元や土中に潜んでいる場合に効果的。
- 継続的な予防策として有効ですが、即効性は期待できません。
デナポンベイト
夕方にデナポンベイトを撒き、夜行性のヨトウムシが餌として摂取することで効果を発揮させました。
元々我が家にはダンゴムシが多く、ダンゴムシもヨトウムシ同様に大食感で植物を食い散らかすので、ダンゴムシ対策にデナポンベイトを大量買いしてあったのです。
特徴
- 誘引剤入りの餌タイプの殺虫剤。
- ヨトウムシが餌として摂取することで効果を発揮します。
メリット
- 夜行性のヨトウムシに対して非常に効果的。
- 植物に直接散布する必要がなく、広範囲に設置できる。
デメリット
- 誘引効果が発揮されるまでに時間がかかることがある。
- 他の害虫や動物が餌を食べてしまう可能性がある。
- 雨に濡れてしまうと湿って食べなくなる。
ヨトウムシへの効果
- ヨトウムシが夜間に餌として摂取することで、内部から駆除が可能。
- 他の対策と併用することで、より効果的な駆除が期待できます。
- 出来るだけ晴れの日が続く時に撒くと効果が続く。
ヨトウムシに対する効果のまとめ
ヨトウムシは夜行性で、植物の葉や蕾に食害をもたらすため、2重3重の対策が必要です。
上記のように各殺虫剤を組み合わせることで、より効果的に駆除できます。
- ベニカXファインスプレー
-
- 即効性の駆除が必要な場合に、ヨウトウムシに直接散布します。
- 見つけ次第スプレーしたり、効かない場合は手作業で潰すことも併用します。
- ベニカXガード
-
- 長期的な予防策として、土壌に散布します。
- ヨウトウムシが土中や根元に潜んでいる場合に効果的です。
- デナポンベイト
-
- 夜間に活動するヨウトウムシを誘引し、餌として摂取させて駆除します。
- 他の対策と併用することで、より確実にヨウトウムシを減らすことができます。
これらの対策を組み合わせることで、ヨトウムシの被害を最小限に抑え、大切な植物を守ることができます。
ヨトウムシ駆除のポイント
- 早期発見と物理的除去
-
見つけ次第、物理的に取り除くことが重要です。
- 効果的な殺虫剤の使用
-
複数の殺虫剤を組み合わせて使用することで、より確実に駆除することができます。
- 予防と継続的な観察
-
駆除後も定期的に観察し、再発を防ぐための予防措置を講じましょう。
まとめ
ヨトウムシは放置すると植物に深刻な被害をもたらすため、早急な対応が必要です。
今回の対策では、物理的な除去と複数の殺虫剤を組み合わせることで、ヨトウムシの被害を最小限に抑えました。
皆さんもヨトウムシを見つけたら、迅速に対応して大切な植物を守りましょう。
レビュー&コメント