自宅にシマトネリコを植える方、多いと思います。花は咲きませんが、観賞用には良いので人気が高い樹木なのですが…
一方でデメリットもあります。
家の土台が傷みそうなので、2本抜根
家を購入した際、庭に樹木がバカスカ植えてあったのですが、その中にシマトネリコの木は3本ほど植えてありました。
3本の内2本は伐採後に抜根しました。
同じ木が何本もあるのはあまり…1本で十分ということで。
実際には転勤中に、私の父が形の悪いシマトネリコの枝を電動チェンソーで根元からぶった斬って、どうしたものか…と思っていたのですが、家のすぐ側に植えられており、家の土台に根がいってしまうと家が痛む可能性が高い事から、伐採して抜根することに決めました。
街路樹を見ると分かるのですが、根でアスファルトが盛り上がっているのをよく見かけます。
それくらい根が這う力って凄いので、家の側に大木になる樹木を植えている方は気をつけた方が良いです。
とはいえ、最後の一本も家の側に植えてあるし、桂の木も大木になりつつあるので、切ったら夏の日差しを遮る物がなくなり、家が暑くなるし、切らないと家が傷みそう…抜きたいでも暑くなるの狭間で揺れている状態です。
私の本音は大木は伐採したい。特に桂は!
もう限られたスペースなのに、桂の根っこが蔓延ってしまい、植物があまり植えられないくらいの状態です。
下手に根を切ると、今度は倒木の恐れもあります。
よっぽと家の庭が広くないと大木は植えてはいけません…
いや、庭が広くて大木になる樹木を植えた結果、ジャングルになった私の実家の庭は、結局電動チェンソーで倒木して、あちこちに切り株が残る状態になりました。
庭が広くても、バカスカ植えてはいけません…。
シマトネリコの繁殖力の高さ
シマトネリコがある程度成長すると、今度は種子をばら撒きます。
それが紅葉の種子のように、風に乗ってクルクル回りながら滞空して、辺り一面に種子をばらまきます。
紅葉が育っても、種子はそれほど多くなりません。実家に植えてあった紅葉の樹齢は推定50年以上ですが、陽当たり良好な場所にも関わらず、種子はほんの一握りくらいしか出来ていませんでした。
ところが!
シマトネリコが2階に到達するくらいの大きさになると、物凄い数の種子を作ります。
恐らく、大小ありますが一房20〜50くらいあるんじゃないかな…
それが50近く房があると…数にすると最低でも1000以上の種子ができていることになります。
そして、この種子を放置すると風に乗って辺り一面にばら撒きます。
しかも、発芽率が高い!!
めちゃくちゃ厄介です!!
新芽は直ぐに抜く!
庭のあちこちにシマトネリコの芽が出てくるので、毎年抜いています。
根っこは直根型なので、芽が若い内はスポッと抜けるのが救いです。
しかし、1〜2年放ったらかしにすると根っこが根付いて、抜根しづらくなります。
シマトネリコが発芽したのを見かけたら、直ぐに抜きましょう。
鍵は種子が落ちる前に剪定する!
大木になると毎年かなりの種子をばら撒くので、種子が熟す前に剪定しましょう。
ばら撒かれると、辺り一面種子だらけになります。
秋になって涼しくなったら、直ぐに剪定してください。
種子が熟してしまってから剪定すると、返って種子を辺りに落としてしまいかねません。
樹高が高くなってしまうと、高枝切り鋏では枝が剪定しづらくなります。
のこぎり付きの高枝切り鋏をオススメします。
私の身長では、のこぎりが付いていても、せいぜいベランダ下の枝しか剪定できませんでしたが、それでも種子をある程度取り除けると思えばマシでした。
女性なら軽量タイプがオススメです。
旧型の昔の古い高枝切り鋏もありますが、昔のは重すぎて女性には無理です…
実家には電動チェーンソーもありますが、一歩間違えると大怪我するので、怖くて使えません。
樹高が高くて手に負えなくなってしまった場合は、素直に植木屋さんに依頼された方が良いでしょう…。
結論・シマトネリコは地植えしてはいけない
特にガーデニングしている人は、土一面にシマトネリコの種子が埋め尽くされているのを見ると恐怖を感じると思います…
ガーデニングしている人は絶対シマトネリコを植えない方が良いですよ!
本当に種子がばら撒かれ、あちこちから芽が出ているのを駆除するのが大変です。
鉢植えにするか、土に溶けないルーツポーチに一旦植えて根域制限をした上で地植えするのはありだと思います。
ただ、ルーツポーチも木の根には耐えられそうにないので、やはり鉢植えが良いのかもしれません。
レビュー&コメント