ハミングブロンズの植え付け場所の違いが花を咲かせた理由

多年草のダリア、ハミングブロンズは銅葉ダリアで花色との対比が美しい品種として知られています。

しかし、適切な植え付け場所を選ばないと、その美しい花を見ることができません。

ハミングブロンズが花を咲かせなかった過去の経験と、ついに成功した今年の事例について紹介します。

目次

今までのハミングブロンズを植えた環境

長年ハミングブロンズの夏越し冬越しに苦戦して、半日陰の方が良いのか?と思い、日当たりがガンガン当たる場所を避けていました。

植えた場所は南側の日当たり良好すぎる場所と、西側のエゴノキの木陰になる場所でした。

南側に植えたハミングブロンズは、夏の太陽光がガンガン当たる暑さで株が弱まってしまい、西側の半日陰に植えたハミングブロンズは、冬の寒さに耐えられず、寒波で球根が凍ってダメになり芽吹かないという状態だったのかもしれません。

芽吹いても、あまり大きくならず、ひょろひょろな状態でした。

結果、毎年花は咲かない上、枯れてしまうことが多かったため、何度も買い直す羽目になっていました。

西側に植えたハミングブロンズの環境

去年の秋、西側の日当たり良好な場所にハミングブロンズを植えました。

この場所は西日がガンガン当たるため、他の植物にはあまり適していないかもしれませんが、ハミングブロンズには適していたようです。

前衛にはミニバラとクレマチスが植えられているため、根元は半日陰になるという環境です。

その結果、ハミングブロンズは物凄く成長し、5月にはかなり大きな株になりました。

そして、5月下旬になると蕾がつき、ついに6月2日に開花しました。

写真の通り、鮮やかなオレンジ色の花が美しく咲き誇っています。

ハミングブロンズ「サイレンティア」
エキナセア「チェリーフラッフ」

2箇所に植えたハミングブロンズの比較

過去の半日陰の場所に植えたハミングブロンズは、成長が遅く、花も咲かず、冬越しにも失敗していました。

しかし、西側の日当たり良好な場所に植えたハミングブロンズは、しっかりと成長し、美しい花を咲かせることができました。

この違いは、植え付け場所の環境によるものだと考えられます。

何故今まで花が咲かなかったのか?

ハミングブロンズが花を咲かせなかった主な理由は、植え付け場所の環境にあります。

半日陰の場所では、ハミングブロンズが十分な日光を浴びることができず、成長が阻害されてしまいました。

特にダリアのような植物は、日光を多く必要とするため、日当たりの良い場所が適しています。

ハミングブロンズは日当たり良好が良い?

冬越しして、5月に蕾がついて、6月に開花したのは今まで初めてでした。

植えた場所は西側の、ミニバラ、クレマチス、フェンスの裏の場所です。

株元は日陰になる場所で、背丈が高くなると南側と西側からの太陽光が当たる場所になります。

夏は物凄く暑くなる場所ですが、株元は日陰になるのでベストな場所といえます。

花が咲かないハミングブロンズの花を咲かせる方法

ハミングブロンズが花を咲かせるためには、以下のポイントに注意することが重要だと言うことが分かりました。

日当たりの良い場所に植える

ダリアは日光を多く必要とするため、少なくとも6時間以上の直射日光が当たる場所が理想的です。

夏は株元が涼しくなるような半日陰の場所で、枝先だけ日が当たる場所が良いです。

適切な土壌環境

水はけの良い土壌を選び、植え付け前に有機肥料や堆肥を混ぜ込んで栄養豊富な土壌を準備しましょう。

大きく成長したハミングブロンズを植えた場所は、前衛にミニバラとクレマチスがあるので、毎年冬にお手入れにハニーミントさんのアミノ有機肥料と花ごころのバラの堆肥を混ぜ込んでいます。

完全にそのおこぼれをハミングブロンズがもらっている状態です。

定期的な水やりと肥料

ダリアは水を好むため、特に成長期には十分な水を与えることが必要です。

また、定期的に肥料を与えることで、成長をサポートします。

去年の夏にタカギの自動給水システムを導入し、日が沈んだ夕方17時頃に10分間自動的に水やりするようにしています。

適切な植え付け深さ

球根が土の表面から約5〜10cm下に位置するように植え付けることで、しっかりと根付くことができます。

冬越しのコツ

冬は寒波で球根が凍らないように、堆肥を株周りに厚めに撒いています。

堆肥と有機肥料と有機液体肥料を混ぜると、微生物が活発化し、土の中が発酵するので、土の温度が上がり、球根を保護してくれます。

冬のバラの手入れで寒肥をする時に、同じように堆肥と有機液体肥料(万田アミノアルファ)を撒いて1週間すると、スコップがザクザク入るようになるのは、微生物が活発化して、土が柔らかくなるからです。

土が柔らかくなった後に有機固形肥料を混ぜ込むと、更に良い感じに土を仕上げてくれます。

ハミングブロンズの寒肥は、冬の球根を保護してくれるだけでなく、春の開花の手助けもしてくれるので、オススメです。

ハミングブロンズの品種一覧

現在確認できるハミングブロンズの品種は7品種です。花の色合いがとてもきれいな品種です。

まとめ

ハミングブロンズの成功と失敗についての経験をまとめました。

結果、植え付け場所の環境が、花の成長に大きな影響を与えることが分かりました。

もしハミングブロンズが開花しない場合、植え付け場所を工夫してみてください。

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