2022年の冬に購入したミニバラ「モカ」。
病気害虫にも強く、とても生育旺盛で、あまりメンテをかけずに毎年元気にお花を咲かせてくれる優良品種です。
病害虫に強い強靭な「モカ」
2022年に購入した際、他のミニバラも色々購入しました。
ルーツポーチに植えて2階で管理していたのですが、ハダニが蔓延して、2階で管理していたバラは壊滅的になりました。
「シュネープリンセス」」と「サラマンダーアサミ」は枯れてしまい、生き残ったのはこの「モカ」と「TFタッカー」、「フジサンフォーエバー」、「グリーンアイス」、「オペラドレス」の4種。
現在、「TFタッカー」と「フジサンフォーエバー」は苗数をかなり減らしてしまいましたが、1苗だけ辛うじて生き残りました。
「TFタッカー」はそのままルーツポーチで、「フジサンフォーエバー」は地植えしました。
現在、壊滅的になったミニバラは元気に育って、花芽を付けています。
苗数を減らした品種は、今年挿し木をして増やそうと思っています。
アンティーク色の「モカ」
我が家に植えているバラは、ピンクや赤のミニバラが多く、その中でアンティーク系の黄色系だけど落ち着いている色の「モカ」が開花すると目立つ目立つ?
それも他のミニバラよりいち早く開花して、更にポンポンと次々咲いてくれるます。
栄養が足りなかったりすると、花弁数が大幅に減ってしまい、本当にバラ?っていう感じの残念な姿になってしまう事があります。
でも、この「モカ」は、花弁の数が密で、次々咲く花も密であることです。
通常では、2番花以降は花弁数を減らす傾向があったりするのですが、「モカ」は2番花以降も綺麗に弁数を維持しています。
もしかしたら、冬の寒肥が良かったのかもしれませんが?
花が終わると自然に落ちる
「モカ」の最大の特徴は、花が枯れると花が自然に落ちることです。
通常、花が終わると種を作ろうとする為、花びらは落ちても花ごとは落ちにくいのですが、この「モカ」だけは花が終わると花首ごと落ちます。
更に水切れを起こすと、苗を守ろうと蕾すら落とします。
なので、「モカ」は水切れに油断できません?
でも、花首ごと落とすということは、次の蕾へ栄養を回すということなので、水切れさえ起こさなければ、どんどん花が咲く仕組みと化しています。
冬の強剪定は大事
ミニバラは通常のバラより枝が細く、枝の分岐も複雑化する為、購入後は剪定に困りました。
毎年、中途半端に剪定していて、これで良いのか?自問自答の日々。
しかし、転機が訪れました。
そう、ハダニが蔓延した時期です。
ベニカXファインスプレーなどの薬剤3種をローテーションしても、ハダニの駆除に至らず。
ほとほと困って、短く剪定し、葉っぱを全て毟って、薬剤散布をしました。
それで、ハダニが一時的に収まり、丸坊主にされたミニバラは数週間で新芽が出て復活しました。
この教訓から分かった事は、
- ベランダは風が抜き切らない構造だと、ハダニが蔓延しやすい。
- 薬剤ローテーションしても、ハダニを完全駆除はできない。
- 駆除には葉っぱを全て毟ってハダニが残りにくい状態にした上で、薬剤散布する。
- 去年の病害虫を、翌年に持ち越さない。
- 冬は強剪定して、葉っぱを全て毟る。
何より、去年の病害虫を翌年に持ち込ませない為に、冬は強剪定の葉っぱを全て毟り取る事が大事だと思いました。
去年の冬にかなり短く強剪定をしたのですが、春になったらグングン新芽が出て成長しました。
新しくシュートも出している苗もありました。
強剪定は、春の成長を勢いづける事も分かりましたし、その勢いに乗って蕾も沢山付けるようになりました。
ミニバラは枝が細くてどう剪定したら良いか分からない人のために、剪定例をまとめてみようと思いました。
やっと鉢植えと地植えのミニバラを育てるコツが分かってきたかもしれません。
レビュー&コメント