稀に外側の葉っぱは立派なのに、内側の成長点が全く成長せずに不恰好な状態の多肉植物見かけませんか?
成長点が成長せずに、中央だけ凹んでいる状態です。
その原因と対処方法をまとめました。
栄養不足
成長点が成長しない最終的な理由は、栄養不足です。
他に栄養が取られてしまい、成長点に栄養が行き届かず、いつまで経っても成長しない状態が続きます。
実際に、ピンクシャンペーンがずっと成長点が成長せず、半年以上小康状態が続いていました。
これが今どうなっているかというと…対処をした結果、普通に成長点が成長して大きくなり、中身が詰まっている状態です。
ファイアーピラーも今年同じ状態に陥り、9月に対処した結果、現在成長点が成長して、少しずつ大きくなっています。
子株が吹いている
成長点が成長しない1番の原因は、子株ができている事です。
子株に栄養が行ってしまい、本来のメインの方が疎かになっている状態です。
もし子株を付けたまま成長を見守りたい場合は、土を植え替えて、液肥や置き肥をして栄養を与えます。
肥料を与えると、子株の成長スピードが上がるので、ある程度成長したら切り離します。
栄養を与えることによって、親株か子株か、どちらに栄養を与えるかは植物次第です。
子株を切り離した結果
ピンクシャンペーンとファイアーピラーの子株を、この秋に切り離してみました。
そうしたら、中々成長しなかった親株の成長点が動き始めました。
段々と膨らんで、良い感じに成長してきました。
ピンクシャンペーンの切り離した子株は、ある程度大きくなっていたので、普通の大きさになりつつあります。親株と同じ大きさくらい?
ファイアーピラーの挿し芽はかなり徒長していたのですが、根付いた模様。余りに徒長しすぎていたので、ここから普通に大きくするまでが長いかなと思います。
夏バテで開ききってる葉っぱの中央からギュッとした成長点が展開し始めて、更に爪が赤く紅葉しています。
子株で増えた2株を大事に育てて、可愛く成長してくれたらなぁ。
子株ができたら…?
子株ができたら、どうするか?
親株の形が悪くなるから、直ぐに取りたい。
子株ができて、ラッキー✌️
このどちらかを思いますよね。
私の場合は、変な場所に子株ができたら、親株の形が悪くなるので、あまり歓迎しないのですが、
品種によっては子株が伸びてきて、育てやすくなるタイプもあり、親株の形に影響が出ないのでラッキーと思っています。
子株は親株にくっ付けておいた方が成長が早いです。
反面、栄養が子株にいくので、親株の成長が止まったりする事が今回で分かりました。
子株がある程度成長してからの方が、切り離した時に根付きも安定します。
親株優先する為に子株を切り離すのもありなのですが、この選択は本当に悩みますね。
親株優先か増やすかの選択
私の場合は保険株で複数買うということをしないので、保険株は親株から作るしかありません。
その親株を使って保険株を増やす方法が、葉挿しを取る、胴切りする、子株で増やすと色々選択肢がありますが、親株をある程度成長させないと、結構難しいですよね。
株を小さくするということは、体力も減らすと同義で、夏越しができなくなるリスクが高くなります。
葉挿しも胴切りも株を縮小させます。
その点、子株ができたら、親株の成長を止まらせてしまうかもしれませんが、株を縮小せずに増やすことができます。
葉挿しから育てるよりは、子株の方がずっと安定して育てられます。
去年かなり徒長していたピンクルルビーの子株を切り離して、挿し木して1年後の姿です。
徒長した子株も侮れないんですよね!
今は…だけど、1年後は可愛い姿と思えば、大事に育てます。
まとめ
成長点が成長しない場合、根元や脇に子株がないか確認してみましょう。
成長点の成長を促進させたい場合は、子株を切り離し、栄養を与えて暫く様子を見てくたさい。
子株は挿し芽をすれば根付いて増やせます。
ただし、成長は鈍くなってしまうので、長い目で見守ってあげましょう☺️
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