夏に従長した多肉植物たちを10月に胴切りしました。
その際、葉挿しと親株を両方育てていますが、増やしやすいのは…?
胴切りした親株、どうしてる?
皆さんは胴切りした親株、どうしてますか?
私は生きてるのに捨てるのは忍びなく、胴切りした親株をまとめて鉢に植えました。
そうしたら…面白いことが分かりました。
安定して子株が成長する
葉挿しからある程度の大きさになるまで、かなり時間がかかるのと、大きくなるまでの管理がちょっと難しい…。
でも、胴切りした親株は脇から子株が出てきます。
これが面白いくらい複数の子株が出てきて、安定して育つので、手っ取り早く増やしたい方は親株から子株を育てた方が良いかもしれません。
少し成長したら、親株と子株を切り離します。
あとはカット苗と同じ容量で育てます。
時期的には春先か秋がオススメ。
ただ、最近の春先は直ぐに暑くなるので、子株が暑さに耐えられるか…が問題です。
春先に種から育てたセダムは、夏越しできなかった経緯があるので…
成長期の秋に早々に切り離して、発根させ、成長させるのがコツなのかもしれません。
これは胴切りして2ヶ月後の親株の様子です。
2ヶ月でこんなに子株が成長して、立派な小苗になっています。
親株がどれがどれだか分からなくなるので、分からなくなる前に油性ペンで親株の葉っぱに名前を書いてしまいました。
葉挿しと親株の子株の成長差
品種によっては葉挿しだと時間がかかるどころか、まだ葉挿しから芽が出ていない状態のものあります…。
でも、胴切りした親株の子株の吹き具合は尋常じゃないスピードで成長しています。
親株の子株と葉挿しで同等の成長を見せているのは、「ニクサーナ」くらいです。
ニクサーナの葉挿しはかなりの成功率ですし、成長速度も早いです。
葉挿しが容易で簡単に育つ品種は葉挿しで、葉挿しだと成長が遅い&難しい品種は親株から子株を成長させる方法がベストなのかもしれません。
親株で増やした方が圧倒的に成長が早かったリスト
我が家で胴切りした際、葉挿しと親株の子株の成長を比較した結果、親株で増やした方が圧倒的に簡単だった品種を纏めました。
我が家で育てている多肉、ほぼですね。
葉挿しは野ざらしがよく育つ
私の場合、胴切り親株と一緒に、根と発芽した葉挿しを一緒に放置していたのですが…
野ざらし放置の方が育つという?
育って欲しい葉挿しに限って、大事にして手をかけてしまうので、中々うまくいかないんですよね…
なぜか!
秋の季節なら野ざらしでほったらかしが良いと思います。
胴切りで大事なのは…
ズバリ、親株に葉を残すこと!
それも、親株にできるだけ多く葉を残すと、子株の成長速度が全然違います。
植物が生きる上で大事なのは光合成をすることですが、植物から葉がなくなれば当然成長が遅くなるし、下手したら枯れてしまいます。
また、親株の根から栄養を吸わせれば、簡単に子株が吹きます。
親株は紅葉させる必要がないので、秋でも緩効性肥料と液肥で栄養を与えれば、更に子株の成長速度は上がります。
胴切りした親株から子株を吹かせたいのなら、絶対葉っぱを残さないとダメです。
葉挿ししたいと親株から葉を取るより、残して子株を吹かせた方が圧倒的に早い。
葉挿しをしたいのなら、胴切りした際の成長点の下葉を取った分だけにした方が良いです。
もちろん、時間かかってでも、一気に増やしたいのであれば、葉挿しの方が良いと思いますが、
私的には親株から子株を作らせた方が、手間をかけずにラクに安定して増やせると、実感しました。
葉を残さなかった親株が枯れた原因
1株だけ誤って葉っぱが全て取れてしまったんですよね…。
やはり枯れてしまいました。
逆に、ダンゴムシに葉を全て齧られて、多肉植物の墓場と化した寄せ植え丼ですが、日当たり良好の場所に放置していたら、半年で復活していました…。
この差はなんなのか?
葉が残さなかった場合、水を吸わなくなりますから、多湿になりやすいです。
親株の寄せ植えで野ざらしにしていたので、葉がなくなってしまったスノーホワイトだけ根腐れしてしまった可能性があります。
葉が全て落としてしまった場合は、新芽が出てくるまで水やりは控えた方が良いかもしれません。
葉挿し VS 胴切り親株
結論から言えば、葉挿しの敷居がまだ高いと感じる人は、胴切り親株で増やす、葉挿しで増やす方法にやり慣れている人は葉挿しで増やすが良いと思います。
私はまだ葉挿しから育てることに苦手意識があるので、そう感じるのかもしれません?
来年は種から多肉植物を育ててみたいと思っています。
普通は種から育てるより葉挿しの方が容易だとは思うのですが?
今年はセダムを種から育てて、今の所順調に育っているので、来年はエケベリアを種から育ててみようと思います。
何を種から育ててみようかな〜と考え中です。
レビュー&コメント