多肉植物の夏越し、遮光より遮熱が有効か?

玄関ポーチに置いている多肉植物がポツポツと落ちていきます。葉挿し苗はほぼ80%くらいやられてます😭

西日が当たるので、突っ張り棒で遮光ネットをしていますが、遮光ネット越しでも熱射が酷く、玄関ドアの取っ手が熱くて触りたくないほど。

取っ手が熱くなるくらいですから、多肉植物にとっては物凄く過酷な環境です。

そこで、思い切って遮光ネットを辞めて、遮熱効果が高いシェードに切り替える事にしました。

目次

植物の光合成は午前中が活発

つい最近、バラの夏の管理を見ていたら、なんと植物の光合成は午前中が活発だから、午後の直射日光には当てず、当たる場合は遮光するのが良いと知りました。

強靭なバラでさえ、西日に当てない方が良いという事はですよ?

多肉植物ならもっと当てなくて良いのでは?と思い始めました😓

我が家の多肉植物は雨避けの為、玄関ポーチにしか置く場所がありません。

玄関ポーチは西日が物凄いので、玄関ドアの取手は熱射によって、物凄く熱くなる環境です。この環境で多肉植物を管理しているので、やはり西日が当たる夏越しは厳しいのだと思いました。

植物は午前中に光合成をして、午後は光合成をあまりしない件についての情報元は、バラ界のキムタク・木村卓功さんの弟である木村やすはるさんが運営していた「バラの家 店長ブログ」の「夏本番!(その他)」に記載されています。

我が家では、木村卓功さんが開発した「ダフネ」を育てています。本当に強靭で生育旺盛、可愛い花を見せてくれる素敵なバラですよ☺️

多肉植物のベストな置き場所

まさに西日が当たらない東側がベスト。

午前中に光合成が活発なら、午前中日が当たり、午後は日が当たらなくなる東側で十分とも言えます。

東側でも直射日光はかなり強いので、遮光ネットで光量を調整します。

曇ガラスの窓越しでさえ、5〜6万lxはあります。

我が家では室外の東側には置き場所がないので、悩ましい限りです😭

徒長しない水やり方法

植物の光合成は午前中が活発という事ですが、木村やすはるさんのブログには、バラが徒長しない水やりの方法も書かれていました。

光合成をしている時に成長するので、水やりは午前中にすると徒長しないそうです。

多肉植物だと、つい気温が下がった夕方以降から水やりしてしまうのが定番です。

ですが、バラの場合は光合成をしない夕方以降に水やりしてしまうと、徒長して育ってしまい、苗自体が弱くなったり病気になりやすくなったりするそうです。

つまり、多肉植物でついやりがちな水やり行為は、徒長しやすくなり、夏に株を弱らせ、更に暑さで耐えられなってしまうという負の連鎖を引き起こしているという事になりませんか?😱

しかし、多肉植物にとって、夏の午前中に水やりをする行為は蒸れとの戦いです。

この点は、ほんと悩ましいですね💦

午前中に水やりをするのだとすれば、下記の特殊環境下になるのかなと…

  • 水やりする際は室内の涼しい部屋(できれば28度)にする。
  • 水やりした際に育成ライトを使い、5〜6万ルクス確保する。
  • サーキュレーターをぶん回す。

多肉植物を徒長させない光量は、大体体感5〜6万ルクスですが、室内管理しているアメジスティナムなどのグラプトペタルムパキフィツムなどは、5〜6万ルクスでは徒長しているので足りません。

そこはもう秋に仕立て直す方向ですかね…。

土が完全に乾いたら、室外に出す事になりますが、涼しすぎる部屋からいきなり室外の気温に当たると気温差にやられてしまうので、夕方の涼しくなった時間帯に外に出します。

できれば、室内の管理していた室温と、夕方の涼しくなった時間帯の気温が同じくらいだと負荷が少ないです。または多少気温が高くても風が吹いていれば良しでしょうか。

水やりする際に室内で管理する場合は、室温を28度から30度くらいが限度じゃないかなと思っています。

遮光ネットからシェードに移行

西日が当たる場所では、太陽光を遮光できても、熱射までは遮る事ができません。

遮光ネットより熱も遮るシェードの方が良いのではないかとずっと悩んでいたのですが、今回の植物の光合成は午前中が活発だと知り、思い切って来年からシェードに切り替える事にしました。

購入したのはタカショーのクールシェード プライムです。

UVカット率86%、遮光率85%、通気性は従来の1.4倍で風通しという商品です。

例えば、遮光なしで照度が10万以上になると、もう多肉植物にとって厳しいです。成長期の春の照度が50000lxくらいなので、その倍になり、更に熱射も当たります。

遮光率55%だと、65000lx遮光してくれるので、45000lx

遮光率85%だと、85000lx遮光してくれるので、15000lx

ですが、実際の西日は更に強烈なので、150000万くらいあります。

そうなると、55%の遮光ネットでは防ぎきれません。

現在使っている遮光ネットは遮光率55%です。西日が当たる時間帯に、遮光ネットの内側に居ても、暑いと感じます。遮光ネットをしても玄関の取っ手が熱いです。

熱射もしてくれるシェードの方が効果が高いのでは?と思い始めました。

2階から垂らして1階の窓に従来品のシェードを五年以上使用していますが、シェードを使うのと使わないのとでは、エアコンの効きが違います。

今年はエアコンを取り替えた事もあって、27度設定してもエアコンが効きすぎて寒いくらい😅

という事で、真っ先に選んだのがタカショーのクールシェード プライムでした。

このクールシェード良い所は、物干し竿が通せるポールポケット付き(直径3cm)という点です。

つまり、突っ張り棒を通せるという事です。

遮光ネットも突っ張り棒でカーテンのように使っているので、クールシェードをそのまま通して使えます。

これで、遮熱率がどれだけ下げられるか?ですね…

タカショー(Takasho)
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室内の午前中日が当たる東側に置いている多肉植物は?

室内管理している多肉植物は、まさに午前中日が当たる東側の窓辺に置いています。

曇りガラスで直射日光バリバリ当たっています。

曇りガラスでレースカーテンなしの照度は大体5〜6万lxです。

今の所枯れた多肉植物はありません。

徒長している品種

上記の品種は、窓越し5〜6万lxの照度では足りないという事ですね。

葉が分厚い品種は比較的高温障害になりやすいです。

特にアメジスティナムは高温に弱く、葉が溶けやすい上、茎腐病にもなりやすいので、夏越しが難しい部類に入ります。

室内管理しているアメジスティナムは、照度5〜6万lxあっても、かなりの徒長しており、秋に仕立て直しが必要です。

夏越し成功して、仕立て直しで挿し木して増えると思えば良いのかな?

徒長はしてないがスカート状態の品種

タパルパは本来ふっくらかわいい姿なのですか、ふっくらも何もない、葉が薄い状態です。

もう少し水やりすればよいのでしょうか…照度が足りないのに、水やりの頻度を増やしたら、確実に徒長しそうなので、中々勇気が出ません(-_-;)

ホワイトピーチソーダは、先端の葉数が多くなっており、でも成長できない?みたいな状態です。細かい葉っぱが先端に密集している状態です。

全く形状が変わらない品種

上記の品種は全く姿変わらず。

照度も丁度良いのか、少しずつ成長している感じでもあります。

ラウ165なんて、子株が増えまくりです。

この良い状態を維持して、秋に突入して紅葉したら最高だろうなと思うくらい、きれいな状態です。

行き着いた答え

室内管理なので、多少の徒長はしょうがないと思っていますが、きれいな状態を維持しつつ成長している品種もあります。

東側の窓辺なので、午後になると直射日光は当たらなくなり、明るい日陰状態になります。

この事から、午前中さえ日が当たれば、多少の徒長はあり得るけれど、生き残る可能性が高くなるという事です。

もちろん、室内と室外ではまた環境が変わります。

1日中エアコンが効いて、サーキュレーターを回している室内と比較はできませんが。

1つ言えるのは西日の強光と熱射さえどうにかすれば、生き残らせる可能性は高くなるのでは?と思い始めました。

室外管理している多肉植物の西日をシャットアウトという答えに行き着いたわけです。

今後の夏越し対策

玄関の子供の三輪車や変身バイクが片付けば、多肉植物を収納できる場所が確保できます。

午前中の光合成だけで良いのならば、夏は玄関内で午前中だけ育成ライトを照らし、DCモーターのサーキュレーターで通風すれば、夏越し環境が出来上がります。

その方が雨の心配もなく、夏越しで生き残る可能性もグッと上がる気がしてきました…。

我が家の玄関は西側にありますが、日中でも照明を付けないと暗いので、育成ライトがないと厳しいです。

ドアに西日が当たりますが、玄関の内側まで熱射は入り込まないのと、冷房が効いたリビングが隣接しているので、そこまで玄関の室温は高くなりません。サーキュレーターを回せれば大丈夫だと思います。

多肉植物の環境をもう少し改善したいと思うのですが、暑さに対してはやる事が限られるので、毎年悩ましい限りです。

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