ビカクシダの環境トラブルからの復活 ~Yellow Moonとコロナリウム編~

ビカクシダの品種「Yellow Moon」と「コロナリウム」を購入したものの、環境を整えていなかったことでトラブルが発生しました。

葉のしおれや変色といった問題に直面しましたが、床暖房やサーキュレーター、植物育成ライトを活用し、湿度と温度を適切に管理したことで元気を取り戻しました。本記事では、具体的なトラブルの経緯と回復のために行った対策を詳しくご紹介します。

目次

はじめに

初めてのビカクシダ購入で心が踊る一方、環境を整えきれずトラブルに見舞われる…そんな経験はありませんか?

私が今回購入してトラブルに遭ったのは「Yellow Moon」と「コロナリウム」というビカクシダの品種です。

どちらもとても魅力的な植物ですが、環境が整わない中での迎え入れは少し無謀でした💦

到着後、早速トラブルが発生。

Yellow Moonの葉はしおれ、コロナリウムの葉は黄色く変色してしまったのです。 そんな中、できる限りの対策を試行錯誤し、なんとか2株とも元気を取り戻すことができました。

本記事では、そのトラブルと回復までのリアルな記録をシェアしたいと思います。

トラブルの始まり

購入したビカクシダが到着したのは、まだ寒い季節。

唯一あった環境設備は「床暖房」と「サーキュレーター」だけでした。

到着直後の2株の状態

配送中の乾燥や温度変化、さらに設置後も十分な湿度や日照が確保できなかったことで、植物たちはストレスを受けてしまったようです。

このままではダメになるかも…と焦り、急いで対策を開始しました。

試行錯誤の対策

とりあえずできることを片っ端から試しました。

床暖房(低温度設定)をつけっぱなし

まず、環境の「温度」を安定させるために、床暖房をつけっぱなしにしました。

数年前にエネファームに変えてから熱効率が格段に良くなり、エネファームに溜めているお湯を床下に流すだけで、電気代ガス代が前年度の40%OFFという驚異的な数値を叩き出しました。旦那が月々の光熱費を記録しています。

それまで冬の暖房器具はガスファンヒーターを使用し、結露も凄かったのですが、床暖房に切り替えてから結露も抑えられています。空気も乾燥する事がなくなりました。

低温度設定なら過剰に乾燥させる心配もなく、部屋全体を心地よい暖かさに保つことができました。

もう人も植物も床暖房なしでは生きていけません😂

夜間の保温にダンボールを活用

夜は温度が下がりやすいため、苗にダンボールをかぶせて簡易的な保温環境を作りました。

これが思った以上に効果的で、夜間の環境が安定するようになりました。ダンボールバカにできません…

温度と湿度がビカクシダの環境に良い状態に保てるようになったので、日中より夜間の方が環境が良くなりました😂

植物育成ライトを導入

日中は日当たりの良い場所に置いていましたが、冬場の光量不足を補うために育成ライトを購入しました。

購入したのはブリムのクリップ型植物育成ライトです。ビカクシダの為に照度計を購入していたので、大体5000lx前後になるよう調節しました。

日照時間が長くなり、植物たちにとって理想的な光環境を整えられました。

湿度確保のため水苔を使用

湿度確保の為に、こまめに葉水もありなのですが、1番良いのはまだ小さい苗の周囲を湿らせた水苔で囲み、湿度を保つことです。これだけで全然違います!

表面の水苔を湿らせるだけで、夜間の湿度が65〜80%近くまで上がります。

床暖房は空気を乾燥させないので、普段の日中の湿度も50〜60%くらいあります。

葉水をしょっちゅうせずとも、水苔を湿らせておくだけで、苗周囲の湿度はそれなりに保てます。

これにより葉が乾燥するのを防ぐことができ、あまり手間をかける事なく湿度を保てています。

活力剤を葉面散布

葉に直接スプレーするタイプの活力剤を使用しました。

元々我が家には下記の活力剤があります。

ですが、今回は敢えて葉っぱに直接かけるスプレータイプのHB-101を購入しました。

葉にスプレーする事でダイレクトに与え、回復をサポートしました。

温湿度計で環境をデータ化

最後に導入したのがタニタの温湿度計です。

ダンボールの中に設置し、温度と湿度を記録することで環境が適切かどうかを確認しました。

グラフ付きなので、日中や夜間の温度と湿度の変化がとても分かりやすいです。

環境の変化と回復

タニタの温湿度計で計測したダンボール内の環境は以下の通り。

  • 温度: 23~25℃
  • 湿度: 65~75%(水やり直後は最大80%)

この安定した環境が功を奏し、葉のしおれや変色は徐々に改善。

左:イエロームーン、右:コロナリウム

そして数週間後には、なんと新芽が少しずつ成長し始めたので、回復しているのが分かります。

まとめ

今回の経験で学んだことは、ビカクシダにとって「温度」と「湿度」がどれだけ大切かということ。

初心者でも以下のポイントを意識すれば、トラブルからの回復を目指せます。

温度と湿度の安定化

床暖房やダンボールなど、簡単な手段でも十分効果があることを実感しました。

育成ライトで日照を補う

冬場でも光環境を整えることで植物の元気が違ってきます。

温湿度計でデータ管理をする

数字を確認することで適切な環境づくりがしやすくなります。

ビカクシダは環境が整えばしっかり応えてくれる植物。今回の体験を参考に、ぜひ皆さんもビカクシダライフを楽しんでみてください!

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