私が鉢植えでクランベリーを育てて3年目で花を咲かせることに成功した体験をもとに、育て方や注意点、花を咲かせるための工夫などをまとめてみました。
「何度も夏越しで失敗したけど、あきらめずに続けて良かった!」と心から思える経験になったので、これから育ててみたい方や、栽培中で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
クランベリーってどんな植物?
クランベリーはツツジ科の常緑低木で、北米原産の果樹。小さな赤い実がかわいらしく、ジャムやジュースにも使われます。
- 耐寒性◎(-20℃でも耐えるほど)
- 酸性土壌を好む
- 実は開花から数か月後に熟す
- 鉢植えでも育てられるが、夏越しが難関!
クランベリーは酸性土壌を好むので、花ごころの「ブルーベルーの土」を使用しています。
私の栽培履歴:2回の夏越し失敗からの再挑戦
実は、私は最初の2回の夏越しでクランベリーを枯らしてしまいました。日本の暑さと直射日光にどうしても耐えられなかったようです。
失敗の原因(今だから分かる)
- 真夏に直射日光が当たっていた
- 風通しが悪く蒸れていた
- 鉢が黒色で熱がこもりやすかった
成功のカギは「夏の日陰管理」
再挑戦では、とにかく夏をどう乗り切るかに全力を注ぎました。
私が実践した夏越し対策:
- 真夏は半日陰(明るい日陰)に鉢を移動
- 鉢の下にポットフィートを置いて通気確保
- プラスチック鉢 → 素焼き鉢に変更
- クールシェード プライムで遮光
- 鉢周りに打ち水して気化冷却
このおかげで、2年連続で夏越しに成功!
そして今年(3年目)…ついに小さな白い蕾をつけました!

鉢はどっちゃんさんで販売している三河焼のほんのりピンクのおしゃれな鉢を使用しています。

クランベリーを咲かせて実をつけるためのポイント
開花してからも、実をつけるには少し工夫が必要です。
花を咲かせるために大事なこと
- しっかり日光に当てる(ただし夏は遮光)
- 冬の寒さをしっかり受けさせる(花芽形成に必要)
- 栄養を付けすぎず、剪定で枝数をコントロール
実をならせるための工夫
鉢植えでは受粉昆虫が少ないので、綿棒や筆で人工受粉すると実付きが良くなります。朝のうちに、花の中心を優しくなぞるように受粉させます。
開花~実が大きくなる時期は、水切れが大敵。土が乾いたらすぐたっぷり水を。
鉢植えで育てるならここに気をつけて!
ポイント | 理由 |
---|---|
鉢は深く広く | 根が浅く広がるが水切れに弱い |
酸性土を使う | アルカリ性に弱い |
夏は涼しく | 高温多湿が苦手 |
冬は寒さに当てる | 花芽形成に必要 |
クランベリーを鉢植えで育てる場合は、浅い鉢よりも深い鉢の方が適しています。
クランベリーは根が浅く横に広がるため、一見すると浅くて広めの鉢が向いているように思えますが、実はそうではありません。
クランベリーは湿った環境を好みますが、根が浅いため浅い鉢では水分が蒸発しやすく、土がすぐに乾いてしまいます。さらに、根がすぐ鉢底に届いてしまうことで根詰まりを起こしやすくなり、根腐れの原因にもなります。
一方、深い鉢であれば土の量が多く、水分保持力も高いため、乾燥を防ぎやすく、根腐れのリスクも軽減されます。
我が家でも鉢を深いタイプに変えたことで、夏越しに失敗することがなくなりました。
- 水分保持:深い鉢は浅い鉢よりも土の量が多いため、水分を保持しやすくなります。クランベリーは湿った環境を好むため、水分保持力の高い環境は生育に不可欠です。
- 根腐れ予防:深い鉢では、土の量が増え、排水が良いため、浅い鉢に比べて根腐れのリスクを減らすことができます。
- 根詰まりの予防:深い鉢は根が横に広がるスペースが広いため、浅い鉢に比べて根詰まりを起こしにくいです。
おすすめの鉢
- 深めの鉢:鉢の深さが、苗の根の広がりを考慮して十分な深さであること。
- 排水性の良い鉢:根腐れを防ぐために、排水性の良い鉢を選びましょう。
- 水はけの良い土:鉢底に溜まった水をしっかり排水できるよう、水はけの良い土を使用しましょう。
おわりに
クランベリー栽培は正直に言って「ちょっと手がかかる」果樹ですが、花が咲いたときの感動はひとしお!
そして、これから実がつくかどうか…とっても楽しみです😊
同じように鉢植えで挑戦されている方、特に夏越しに悩んでいる方の参考になればうれしいです。
また実がなったら、追ってレポートをお届けします!
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