今までこんなに花数をつけたことがありません。
2020年の秋に苗木部花ひろばオンラインさんから購入して、ルーツポーチに植えて4年目の「ストロベリーアイス」です。
見事な開花の様子
濃淡のあるピンク色の花がいくつも咲き誇り、その存在感に圧倒されます。
朝の雨に濡れて、花びらにはしっとりとした水滴がついており、より一層美しさを引き立てています。
背景には、元気に育つミニバラ「マルティフォーエバー」も見えます。
「ストロベリーアイス」の淡いピンクの色合いと、「マルティフォーエバー」の真紅の色合いの対比が目を惹きつけます。
以前の花数が少ない悩み
「ストロベリーアイス」はこれまで、花数が少なく、1~3個ほどしか咲かない年が続いていました。
美しい花が咲いても数が少ないため、十分に楽しむことができず、どうしたらもっと多くの花を咲かせることができるか悩んでいました。
開花のための工夫
「ストロベリーアイス」のお花がもっと見たいために、去年の秋からいくつかの工夫をしてきたことをまとめました。
適切な肥料の使用
まず、冬の寒肥をしっかり与えました。
特に、バラが好む有機質肥料と堆肥を使い、土壌のバランスを整えました。
有機質肥料にはハニーミントさんから購入したアミノ有機肥料を、堆肥には花ごころの特選有機バラのたい肥を使用しています。
土が固くなっている場合は、花ごころの特選有機バラのたい肥をバラの周囲に撒いて、有機液体肥料の万田アミノアルファを撒くと、土が柔らかくなり、スコップでバラの周囲の土を耕してから、アミノ有機肥料を混ぜ込んでいます。
去年は特に念入りにスコップで土を柔らかくしてから、アミノ有機肥料を混ぜ込んだので、それが良かったのかもしれません。
更に春先に追肥をし、バラが必要とする栄養をしっかりと供給しました。
追肥にはマイローズの「ばらの肥料」を与えました。
肥料を与えることで、枝と葉っぱの展開を促進させ、花数を増やす作戦です✌️
水やりの工夫
定期的な水やりを欠かさず行いました。
特に夏の暑い時期には、水分が不足しないように注意を払い、葉が元気を保つようにしました。
ルーツポーチは特に土が乾燥しやすい為、ルーツポーチを持ち上げて土に含まれている水分を確認します。
こういう時、持ち手が付いているルーツポーチは便利です。
やはり、日当たり良好すぎると水分の蒸発が激しいので、夏の置き場は半日陰が良いかもしれません。
また、土の中の水分を保つ園芸用保水剤、水のお留守番も便利です。夏の長期旅行前に土に混ぜておくと、1週間水やりしなくても大丈夫でした。その代わり、水分がなるべく蒸発しないように日陰に置きました。
適切な剪定
元々枝が伸びにくいタイプなのか、余り枝が広がりませんでした。
枝数を増やすにはどうすれば良いか、冬の剪定ではかなり悩みました。
枝数が少ないので、剪定に物凄く気を使います。
取り敢えず、冬の剪定では、古い枝や弱い枝を取り除きました。
次に枝節を見て、新芽が出る方向をチェックし、なるべく外側に新芽が出る節の上で剪定しました。
内側に新芽が出る節を残すと、枝形が複雑となり、葉っぱが重なりあって光合成しにくくなります。
これが功を成したのか、枝が180度均等に広がり、花数が増える結果となりました。
ただ、新たなシュートがまだ出ていないので、そこは今年の冬の剪定の課題でもあります。
マルチングの実施
「ストロベリーアイス」を購入した際、不織布の円盤形のマルチングが根元にはめてありました。
ルーツポーチに植え替える時、土の乾燥を防ぐため、そのまま円盤形のマルチングを利用しました。
土壌の湿度を保ちつつ、雑草の発生も抑えることができました。
ヤシタイプの円盤形マルチング材もあるので、鉢に合わせて使用することもできます。
次の目標:シュートの発生を促進させる
「ストロベリーアイス」の花数を増やす去年の目標は、見事な開花が見れた事で満足しています。
次の目標はシュートの発生を促進することです。新しいシュートが出ることで、株がさらに強くなり、来年以降もより多くの花を楽しむことができます。
シュート発生のための改善策
さらに適切な肥料の使用
シュートを出させるために、バラ専用の肥料を使い、特に窒素を含む肥料を追加してみる予定です。
これにより、枝の成長が促進されます。
土壌の改良
根の発育を促すために、ルーツポーチの土壌を改良します。
土の通気性と保水性を向上させるために、花ごころのバラの堆肥を混ぜ込む予定です。
花ごころのバラの堆肥は臭わずサラサラとしていて、土に混ぜ込みやすいです。この堆肥を使うと、他の堆肥が使えません?
花ごころのバラの堆肥と一緒にハニーミントさんのアミノ有機肥料を混ぜ込むと最強です。
適切な剪定と誘引
シュートが出やすい環境を作るために、剪定のタイミングと方法を見直します。
特に、冬に強剪定をするかどうか…ですね。
ミニバラでもそうですが、強剪定をすると、かなりの確率でシュートが出やすいというのがわかっています。
翌年の病害虫を持ち込ませない為に、葉っぱも全て丸坊主にしたいので、強剪定が1番お手入れがラクなんですよね。
中途半端に剪定にすると、返って葉っぱを毟る時にバラの棘で手を怪我したりするので?
水やりと湿度管理
シュートの発生には適切な水分と湿度が重要です。
水やりの方法を工夫し、土壌の湿度を適度に保つようにします。また、乾燥を防ぐために、再度マルチングを行います。
健康な株の維持
病害虫の管理を徹底し、バラの株全体が健康に育つように心がけます。
健康な株は、より多くのシュートを出す傾向があります。
来年への期待
今年は上記の改善策を実施することで、「ストロベリーアイス」が来年の春に新しいシュートを多く出し、さらに強く美しい株に成長することを目指しています。
シュートを増やして花を咲かせる枝を増やして、来年には更に多くの花を咲かせてみたいです。
レビュー&コメント