葉が肉厚な葉っぱが特徴のパキフィツムとグラプトペタルム。
パキフィツムとグラプトペタルムの品種が数種類、夏にいくつも葉っぱがポロポロ落ちてしまいました。その原因を探ります。
葉がポロポロ落ちているリスト
葉っぱが落ちているリストです。
肉厚な葉っぱが被害にあっています。
ポロポロ取れた葉っぱは、葉挿しにもなりません…。
一見、葉挿しになりそうと期待はするのですが、数日後にはブヨり始めます。
そうして、アメジスティナムは遂に棒だけになって枯れました。しかも、2苗とも!
この現象は何!?
8月下旬に調子を崩し始める
実は8月中旬までは大丈夫でした。
アメジスティナムも葉を少し残している状態に留まっていたのです。
ですが、8月下旬になり、台風の影響で少し気温が下がった日を境に、葉がポロポロ落ち始めました。
そう、また気温が上がってからです。
原因は?
茎は黒くなっておらず、根腐れでもない。
葉に皺は寄っておらず、水切れではない。
葉が割れてはいないから、水のやりすぎではない。
上記の事から、恐らく高温障害で葉を落としていると思います。
一見健康そうな葉っぱで葉挿しになりそうと思いつつも、数日後には葉が透明になり、黒くなったり、ぶよったりしてダメになります。
葉が落ちた時点で、もう殆どの葉っぱがダメになってる可能性が高いと思った方が良いです。
私はそれでも期待を込めて、葉挿ししちゃうんですけれど、期待しては「やっぱりダメだったか…」とがっかりしています。
恐らく、一旦気温が落ち着くと、植物も喜んでしまうと思うんですよ。
そして、次のサイクルの準備をする。
でも、まさかのまた真夏日。
そうすると、準備していたのに、予想外のことが起こり、びっくりして、守りに入ります。
そして、葉が全て落ちると…。
人も同じですよね…涼しくなってきたかと思いきや、また暑い日が続く。ガッカリ感半端ないです。
ポロポロ落ちるのは、葉っぱが分厚い多肉植物の特徴なのかな…と思いました。
高温障害で葉が痛むと、本体まで影響が起きる可能性が高くなるので、わざと葉っぱを落としている可能性もありますよね。
その感知能力が葉っぱが肉厚な多肉植物にはあるのかなと思いました。
葉っぱが薄い多肉植物は、葉がポロポロ落ちません。気づいた時には…茎までぶよってるケースが多いです。
これは推測なので、正しいというわけではありませんが…それしか思いつかない?
ミニバラも夏の暑さで体力がなくなると、温存の為に全ての葉っぱを落とします。
そうして夏の暑さをじっと耐え、涼しくなった秋にまた芽を出してきます。
多分、同じ現象ですよね…
高温障害が原因なら?
葉っぱがポロポロ落ちる原因が高温障害なら。まず風通しのある涼しいところに移動させて様子見ます。
明るい日陰などで養生するのもよしです。
ただ、今度は日照時間が足りなくなると、逆効果にもなりかねないので、あくまで直射日光を避けた明るい日陰が理想です。
環境を変えるということは、更なる追い討ちをかけかねないという事も頭の隅に入れておきましょう。
殆どの葉っぱが落ちてしまったのなら、そのまま涼しくなるまで放置でも良いとは思います。
棒状でも茎や根が腐らなければ、涼しくなってきたら、新芽が出てきて段々と復活してきます。
ダンゴムシに葉っぱを全て齧られて棒状になった多肉植物さえ復活したのですから。
棒状になったからといって捨てずに、そのまま現状維持で涼しくなるまで生き残らせてあげてください。
夏越しした多肉植物は、次の年の経験にもなるので、段々と暑さ耐性が付いてきます。
生き残ったら自分の家の環境に合う強い多肉植物になっていくので、大事に育てましょう。
ただ、体力が残っていないと…棒状になってもアメジスティナムのように枯れてしまいます。
アメジスティナムは高温多湿にかなり弱い傾向で、毎年枯れています。
こうした毎年高温多湿で枯れてしまう品種は、少しでも涼しい室内管理がオススメです。
ただし、室内管理も環境を整えてあげないと、徒長したり枯れてしまったりするので注意が必要です。
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