葉っぱが連なりながら伸びていくのが可愛いマジョール。マジョールより大きい品種がバーナティーです。
マジョールとバーナティーの育て方まとめました。
育て方
セダムの中でも丈夫な品種で、とても生育旺盛です。
夏越しも少し弱って傷むものの、比較的容易に夏越しができます。
基本、鉢植えで育てていますが、保険で地植えもしています。野ざらし放ったらかしでもよく育ち、花芽も付けます。
春と秋が成育期
春と秋が生育期ですが、夏は花後と暑さで株が傷むので、春時期に如何に体力温存させるかで、夏越しできるかが決まってきます。
置き場所
日当たりが良い場所で野ざらしに育てた方が元気です。
水やり
室外の雨に晒されている場所なら基本水やりは必要ありませんが、雨が一週間振らなかったりする場合は水やりしてください。
花芽は摘む
春に花を咲かせますが、早い段階で摘んでしまったほうが良いです。なるべく花が咲く前に摘んだ方が栄養が花にいかなくて済みます。
マジョールの花は可愛いので、花を観賞したいと思いがちですが、開花後はなるべく早めに摘んでください。
花を摘む理由は、春に貯めた栄養をなるべく株に残して、夏越しの為の体力を温存させるためです。
花をいつまでも付けていると、その後株が傷んでしまい、復活する前に夏が来て、暑さに耐えられずに枯れてしまいます。
2022年の6月は比較的過ごしやすい季節で、花後に傷んだ株が復活してきて、脇芽が出てきました。
この過ごしやすい気温でなら、液肥をあげれば株に栄養を貯めて体力をつけることができます。
ただし、毎年過ごしやすい季節になるとは限らないので、やはり花芽はなるべく早く摘んでおきましょう。
暑さで弱る夏
なるべく乾燥気味で育てます。
株が密集している場合は、蒸れてしまうので、剪定して間引いて、風通し良くしてあげてください。
置き場所
鉢植えの場合は日陰に置いて避暑させます。
風通しが良い場所がベストです。
地植えの場合は移動できないので、地植えする時点で夏に半日陰になる風通しが良い場所に植えてください。
水やり
可能なら、水が大好きな植物と一緒に植えると枯れにくくなります。
夏はどうしても蒸れに弱いので、乾燥気味に育てますが、全く水やりしないと枯れてしまいます。
そこで、水をよく吸う植物と混植すると、マジョール自身は最低限の水分を吸いつつも、一緒に植えた植物が余分な水分を吸い取ってくれるので、いつまでも土に水が残りにくくなります。
ただ、混植の際は風通し良く植えてください。
密集しすぎると、返って風通しが悪くなるので、蒸れて枯れやすくなります
停滞期の冬
冬の寒さにはわりかし強いです。
寒さで縮こまる姿も可愛いので、寒さに当て育てましょう。
置き場所
日当たりの良い場所に置いて、日光浴させてください。ただし、霜には当てない方が良いです。
冬は寒さには強いので、室外の霜に当たらない場所なら大丈夫です。
水やり
室外の野ざらししている場所なら、基本水やりをしなくても平気です。
雨が降らない場合は週1くらいで水やりしてください。
増やし方
挿し芽や葉挿しで増やす事ができます。
葉挿しは成長が遅いので、挿し芽が簡単でオススメです。
春は暑くなる前の早めの時期に増やしてください。
夏は弱る時期になるので、根付いても夏越しできる体力がないので、枯れやすいです。そういう意味では、夏越しから回復した秋の時期に増やした方が成功しやすいです。
挿し芽
秋過ぎでダメージ受けた後の涼しくなった回復時期に挿し芽をします。
秋の季節は成長しやすい時期なので、短めに剪定して、脇芽を増やしてモコモコにさせます。
剪定した枝は挿し芽して増やせば無駄がありません。
秋に増えた状態が冬に縮こまった、モコモコのかわいい姿を見せてくれます。
葉挿し
挿し芽する時に取れた葉は、株元にばら撒いておけば葉挿しとして使えるので一石二鳥です。
ですが、葉っぱが小さい為、挿し芽の方が増やしやすいです。
葉挿しの場合は、成功したらラッキーくらいな思いでやった方がぬか喜びせずに済みます。
春は次の季節が夏なので成功率は低いです。秋の方が成功率は上がります。
まとめ
可愛くて大事に育てたいのですが、最近の日本は夏越しが年々厳しくなってきています。
増やす時期に増やして、弱る時期の前に体力温存させ夏越しに備え、季節のサイクルを上手く活かして育てます。
それでも、中々厳しい時期もあります。
保険は増やせる時に増やして、色々な場所に避難させておくこともポイントの1つです。
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