地植えミニバラがヒョロヒョロと背丈だけが高くなってきたなと思ったので、今年は思い切って強剪定することにしました。
地植えミニバラは2019年11月に購入して地植えしたので、もう4年目です。
こんな時は強剪定
ミニバラを強剪定するのって、かなりの勇気が入ります。
通常のバラより株が小さい上、枝も細いので、ちょっと心配になってしまいます。
枝の先端が細かい場合
バラの枝先が細かく枝分かれして、且つ細い場合は思い切って剪定しています。
なるべく若くて太い枝は温存して、丈夫な枝に栄養を行き渡らせたいんですよね。
細い枝も蕾を作る事は出来るのですが、花びらの数は少ないし、花の大きさも小さいので、細い枝に栄養を渡すよりは、丈夫な枝を優先した方が良いです。
枝分かれが気に入らない場合
枝の形を整える為に強剪定することはアリです。
節を見て剪定することで、枝分かれをある程度コントロールすることができます。
ただし、やはり植物なので、葉っぱ同士が重なり合っていてばらけさせたいなど、よっぽど酷くない限りは許容する事も大事です。
枝同士が複雑に絡まってる場合
枝同士が複雑に絡み合っていると、葉っぱが重なり合って効率良く光合成ができません。
どちらかの枝の根元を見て、絡み合っている枝の反対方向にある節を見つけたら、その上で剪定します。
枝が絡まないように、葉っぱが重なり合わないように、時々細かく剪定すると良いですね。
ただし、あまり剪定しすぎると花が咲かないので注意します。
新しいシュートを出したい場合
株が古くなってくると、花数が少なくなってきます。
また、どちらかの枝に栄養が偏ると、もう片方の弱い枝が枯れてしまうことが稀にあるので、定期的に強剪定をして、枝と株を温存しながら新しいシュートを出させることも大事です。
バラにもシュートを出させる為に強剪定を行うのが一般的ですが、ミニバラにも同じことが言えます。
強剪定をしたり、冬の手入れをしっかりすると、根元から新しいシュートが出てきます。
剪定箇所の選定
ミニバラを強剪定するにあたって、重要な事は剪定する場所を見極めることです。
新芽が出そうな場所を狙う
枝を見ると、結構節と節の間が長いので、剪定する場所を間違えると新芽が出ない…なんてことになりかねません。
根元に新芽があったら?
根元の方に新芽があるのを見つけたら、ラッキーです。
その上で剪定します。
なるべく地面から下の方を最初に見て、新芽を見つけましょう。
根元に芽がなかったら…
地面から近い場所の節を見つけます。
なるべく、芽が出そうな節があると良いです。
節は葉が取れた場所に当たります。
枝にちょっと膨らんでいる、葉っぱがあった跡を確認してみてください。
剪定は思いっきり…?
ミニバラを剪定するにあたって、株自体が通常のバラと違って小さいので、どうしても強剪定するのに躊躇します。
実際に私もそうでした。
思いっきり剪定すると、元気な株ならば、2週間くらいで新芽が出て、ワサワサ葉っぱが茂るようになります。
ただ、古い枝や株に体力がない場合は、強剪定に耐えられずに枯れてしまう可能性もあります。
強剪定した結果
根元付近を強剪定して数週間が経ったミニバラです。
株が古くなったら、株の更新を!
古い枝になったら、株を更新する為に新しいシュートを出させるか、挿し木をして保険株を作るかの2択になります。
ミニバラは挿し木の成功率が高いので、新しいシュートを待つよりは、挿し木をして株を更新した方が早いと思います。
株を更新する事で、古くなった親株が枯れても、買い直す必要がなくなるので、定期的に挿し木することをお勧めします。
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