葉挿しを購入する時の注意点

葉挿しを購入する際に気をつける事をまとめてみました。

どういう葉挿しが成功しやすいのか?、成功しやすい葉挿しを選ぶ基準もまとめてみました。

目次

成功しやすい葉挿しとは?

初めて葉挿しを購入したのは、発芽発根している葉挿しでした。小さい芽が出ている葉挿しの苗です。

初めて購入した発芽済みの葉挿しっ子たち♪

初めての方で、いきなり葉挿しから育てるのはハードルが高いという方は、小さい芽が出ている葉挿しから始めてみるのがオススメ。

芽さえ出ていれば、成功率は物凄く高いので、あとは大事に育てて、夏越しを頑張るのみです。

小さい芽が段々成長していく姿を見るのは、毎日のタニパトが楽しみになります。

そうしているうちに、発芽発根していない葉挿しからも育ててみたい…と思うようになるはず?

発芽発根していない葉挿しっ子たち♪

発芽発根していない葉挿しを育ててみて、成功しやすい葉挿しの選び方をまとめてみました。

ただし、私が育ててみてそう感じた事なので、全て正しいわけではありません。あくまで、私の思った事ですし、葉挿しは100%成功するものではない上、本当にこればかりは葉挿しの状態次第ですし、運次第となります。

その上で、参考の1つにしていただければと思います。

もぎ口にピンクの点がある

葉挿しに発芽する細胞が残っていれば、恐らく発芽する可能性が高くなります。

葉っぱを取る時に、発芽する細胞が付いてなかったら芽は出ません。

この発芽する細胞が付いてるかは、もぎ口にピンクの点らしきものが付いているか?です。

このピンクの点は、葉の表側のもぎ口の上中央付近にあります。

心なしか、この部分から発芽しているように思います。

ただ、この部分から根が出てきて、芽が出ないなと思っていたら、葉の裏の方に芽が出ていたケースもあったので、一概には言えないのかもしれません?

芽の細胞が葉の裏側の方に付いている可能性もあるという事です。

一応、私は葉挿しの表側のもぎ口付近のピンクの点を目安にしていますが、例外もあるという事です。

芽が葉挿しの裏側から出ていた時は、葉挿しの神秘さを実感しました。

分からない事だらけですね。

多肉植物は神秘です。

そもそも、葉っぱから芽と根が出るなんて面白すぎです。

紅葉していない葉挿しを選ぶ

紅葉は寒暖差で起きる現象で、寒さから身を守る為に防御状態になります。

当然、寒さから身を守る状態にシフトしているので、繁殖するエネルギーは休んでいます。

成長期は成長&繁殖しようという状態にシフトしているので、葉挿しの成功率が高くなります。

紅葉している葉挿しの場合は、紅葉から解けば良いので、寒暖差をなくし、常に暖かい状態にすれば成功率も高くなるかも…。

紅葉している葉挿しが全く成功しないという訳でもないです。

ラブリーローズの葉っぱ6枚の内、1枚が少し紅葉していて、他の葉挿しより3週間以上遅くに発芽しました。

紅葉していても発芽発根するけれど、かなり発芽発根は遅い上、成長スピードも遅くなるという事を経験しました。

春になれば成長スピードが一気に加速するので、最終的には成長差は気にならないレベルになるとは思います。

ただ、あまり長い間、葉っぱの状態のままでいると、葉の中の水分が蒸発して劣化&枯れていくので、葉挿しの成功率は低くなっていきます。

紅葉から覚めさせる間は、葉の中の水分が蒸発しないように暖かい明るい日陰の場所で管理する事をお勧めします。

もぎ口がきれいなものを選ぶ

もいだ口らへんが傷付いていると、芽の細胞も傷ついている可能性もあるので、もぎ口がきれいな葉挿しを選びます。

葉っぱの方に傷があっても、芽の細胞さえ付いていれば発芽するので支障はありません。

ただ、別の問題で葉っぱの傷が原因で、そこから菌が入って腐ってしまう可能性はあります。

古傷で既に瘡蓋みたいな状態なら多少の問題はありませんが、傷が新しい場合は要注意です。

葉が薄いタイプは成功しにくい

これは葉挿しの問題というより、品種の問題です。

葉が薄いタイプの多肉植物の葉挿しは一般的に成功しにくいです。

葉の薄いタイプは葉っぱに貯められる栄養が少ないので、発芽発根するエネルギーが最初から少ないので、成功する確率が低いといえます。

逆に葉が厚い方が発根発芽させる栄養分を蓄えているので、成功しやすいと言えます。

ただし、これも品種によって変わるので、一概には言えないのが悩み?

葉っぱが薄くても成功しやすい品種もあれば、葉が厚くても成功しにくい品種もあります。

この辺は自分で経験を重ねて、判別していくしかありません?

極端に水切れしている薄い葉挿しは失敗しやすい

葉っぱを茎から綺麗に取る時、水切れしていた方がきれいに取りやすいと言われています。

ただし、本体がシワシワでギュッと縮こまっている、極端に水切れしている状態からもぎ取られた葉っぱは成功率が低くなります。

なぜかというと、多肉植物本体が水切れで命の危険から防御状態となっている為、葉の栄養や水分が本体に集中しているからです。

要は、葉っぱはカス状態です。

だから、あんなに縮こまって外葉はシワシワ状態なんです。

水分や栄養がない状態の葉から成功するとは思えません?

パッと見て、水分が十分に含まれた肉厚な葉っぱが葉挿し成功率が高いです。

もぎ口が赤いと芽が出そうな気配

葉っぱのエネルギーを発芽発根に使い中で、もぎ口付近に集中しているという様子が見られ、もう直ぐ発芽発根するぞ!というサインかもしれないというのが、もぎ口が赤くなっている事。

もぎ口が赤くなり、ピンクの点らしきものがぶつぶつと盛り上がってくると発芽発根のサインです。

これは、私が観察して勝手に判断しているだけなので確証はありません。

しかも、もぎ口が赤くなってなっていない葉挿しも発根発芽しているので、品種によって発芽発根する時に赤くなるタイプと赤くならないタイプがあるのだと思います。

葉挿しを購入する時に、もぎ口が赤いと発芽発根が早いかもしれないと勝手に思っています。

発芽発根していてもシワが酔っている葉挿しは要注意

発芽発根するまでは水やりをしませんが、発根したら水やりを開始します。

よく発芽発根している葉挿しで、本体の葉挿しの葉がかなりの皺が寄っている状態で売られているケースがあるのですが、これは発根後も水やりをしていないケースです。

発根して水を欲しているのに、水やりをしないので、葉挿しの本体の水分を使用する為、葉にシワが寄るんです。

発根したら、こまめに霧吹きなどで水やりをしないと、せっかく発芽した芽にシワがよって枯れるケースがあります。

葉挿しの葉にシワがよっている状態を購入すると、手元に届くまでに水分不足で芽がダメになる可能性もあります。

もしシワが寄っている状態の葉挿しを購入したら、直ぐに水やりをして、葉挿しの葉っぱがぷっくり膨らむまで水分を吸わせてください。

注意したいのは、あまり水分を吸わせ過ぎると、水分過多で葉挿しの葉っぱが割れたり、根腐れする可能性もあるという事です。

これが水やりの難しい所でもあります。

葉挿しのリスクを理解した上で購入する

葉挿しを購入する時は、失敗するかもしれない事を念頭に購入してください。

葉挿しの購入は、成功してもしなくても自己責任です。

大体6〜7割成功すれば万々歳だと思います。

高級品種だとちょっと手が届きにくいけれど、葉挿しなら手が届きやすく、上手に育てる事ができれば育てる事ができた達成感と満足感と可愛さで、喜びもひとしお。

是非、小さい芽から育っていく様子を眺めてみてください?

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