葉挿し苗の成長点の復活

葉挿しは中々上手くいかない事もしばしば。

本音はきれいなロゼットになって欲しいのですが、なぜか無駄に葉が多く、石化(綴化)になったり、成長点が突然止まってしまったりとトラブルも多い…

と、最初の頃は思っていたのですが、育ってみると?

目次

一見石化(綴化)に見えたけど?

葉挿しから発芽すると、複数芽が出てしまうと、まだ小さい内は成長点が分かりづらく、石化(綴化)しているように見えます。

また、苗が若い内は、周りから余計な葉が生える事もあり、葉が沢山あり、成長点が見えないと、石化(綴化)しているようにも見えます。

葉挿しをして4ヶ月目くらいの4月中旬頃の全体の葉挿し写真です。

今回紹介するのは、下記の品種です。

大体1つの成長点持ちで出てきた子は、きれいな姿になっています。2つくらい成長点がある子も、元々の品種が分かりやすい形をしていると、4ヶ月も経てば芽が2つある多頭だなというのが分かります。

しかし、中には分かりづらいものも…分かりづらいのは一見石化(綴り)して見えます。

一番左上から4つ目:ノミノエ
左から3列目上から3つ目:ブランクベリー
左から3列目上から4つ目:マルチダ
右から3列目1番上:ギャラクシースター

それが春の急激な成長を遂げると、4月下旬頃には分かりやすく成長点が見えてきました。

ブランクベリー

葉が丸葉で薄い系統のブランクベリー。この子も最初は石化(綴化)しているように見えました。

しかし、2つの成長点持ちの多頭でした。

そりゃ、訳わからなくなり、石化(綴化)に見えますよね。

ノミノエ

ノミノエも丸葉で葉が薄いので、小さい芽の時は成長点が見えず、石化(綴化)かぁ…とガックリしました。

しかし、葉が大きく成長してくると、こんなにも分かりやすくなりました。

ノミノエはまだ横から芽が出てくるかもしれませんが、結果的に単頭でした。

ギャラクシースター

このギャラクシースターは葉が細長いので、芽が出て葉がギュッっとしている状態だと、正しく石化(綴化)に見えました。

2つの成長点がある多頭

しかし、ある程度大きく成長すると、上記の写真のように2つ成長点がある多頭でした。

これも分かりづらいパターンですね。

マルチダ

マルチダはちょい肉厚な葉っぱです。

多頭で複数成長点が入り混じっている状態ですが、もう少し成長すれば切り離しができるかなぁも思っています。

成長点がなくなった?

成長点がなくなったように見えるのが、センセーションです。

肉厚な葉っぱなので、多頭だと何が何だかわからない状態に…

2つ目の葉挿しが、ちゃんと単頭で芽が出てきたので、喜んだのですが、3枚目の葉が出て来ず?

左:2つ葉っぱが出たものの、それ以降葉が出てこない。
右:葉が入り組んで、成長点が分からない。

半月後、成長点がどこだか分からないカオス状態だった苗に、成長点らしき場所がはっきり分かるようになりました。(下の写真の右下)

右下:成長点が分かるようになった、
センセーションの葉挿し

また、成長点が止まった写真左側はというと…

脇から芽が出てきて、成長点もありそう。

成長点を見失った場所は変化なしですが、脇から芽が出て、成長点もありそうな感じです。

まとめ

上記のように発芽して幼い苗は、一見石化(綴化)のように見えますが、少し成長してくると単頭だったり、多頭だったり、成長点がはっきり分かるようになってきます。

石化(綴化)する方が珍しいのかもしれません。

また、成長点が消えた場合でも、諦めないでください。

葉挿しの親葉がまだ元気ならば、別の場所から新しく芽が出てくる可能性もありますし、成長点が止まった脇から葉が出てくる可能性もあります。

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