転勤中放ったらかしでも元気だったバラ、マダム・フィガロ。
ところが去年の夏は元気がなく、お向かいさんにも元気ないわね…と言われてしまいました。
毎年放ったらかしでも元気に育ち、転勤中でも生き残っていたバラです。
グランドカバーを整理して穴に気付く
バラの根元に蔓延っているルブスなどのグランドカバーを整理していたら、バラの根元に大きな穴を発見…
もしやこれはカミキリムシ(ネキリムシ)なのでは!?
と発見が遅れた事に後悔しました。
既に穴が空いているので、季節的にも中の虫は出た後。
穴が空きっぱなしだと雑菌や病気になりやすくなるので、念の為ネキリムシの駆除スプレーと、園芸用の穴埋め薬品を急いで探しました。
ネキリムシにやられた後の対処
駆除スプレーをして、中の虫を完全に死滅させます。
その後、穴が空きっぱなしだと雑菌が入って病気になりやすかったり、アリやダンゴムシなどの他の虫がわいて、これ以上バラを痛めつけないように穴を塞ぐ必要があります。
今回買ったのは、カミキリムシ駆除に住友化学園芸の園芸用キンチョールE、樹木の穴埋め用にカルスメイト、カミキリムシ対策に土に撒くネキリベイトの3つです。
最低限この3つがあれば、予防と対策でいけるかなと。
他にも樹木に塗って予防するタイプのガットサイトSや、ネキリベイトと同等のサンケイダイアジノン粒剤があります。
バラの根元は常に見えるように
グランドカバーでバラの根元が見えない状態だったので、カミキリムシの被害を発見するのが遅くなってしまいました。
被害を最小限に留めるには、常に観察が必要です。
バラの根元は常に見える化した方が良いということですね…。
ただ、土の中の被害って、中々発見しづらく、発見した後はもう被害が進んでいる状態なので、カミキリムシ対策の薬剤も撒いておく必要があると痛感しました。
我が家の土にはコガネムシの幼虫がゴロゴロいるので、オルトランは常に撒いてはいたのですが、カミキリムシの幼虫には効かず、被害に遭ってしまいました。
これからはオルトランとネキリベイトの二刀流で行おうと思います。
春に向けてバラの療養
今まで何もしなくても元気に花を咲かせていたのですが、流石にテッポウムシにやられたので、バラのお手入れをすることにしました。
バラの堆肥を撒く
ずっと植えっぱなしなので、バラの周りの土はカッチカチ。
そこで、バラの根元に堆肥を撒きました。
また、ずっと前に買って残っていた土母を原液のまま直撒きしました。
堆肥と土母を撒く事で、土の中の微生物を活性化させ、土をフカフカにしてもらいます。
1週間経ってスコップを入れてみると、不思議不思議!スコップがザクザク入りました。
バラの周りの土をスコップで解し、更に堆肥を撒いて、古い土と混ぜ合わせます。深い部分まで微生物を渡らせ、更に土を解します。
大体スコップが丸々入る深さくらいは解しました。
解した後、バラの有機肥料を混ぜ合わせました。ちょっとバラの周りの少し離れた場所に撒いて混ぜました。
たまたまハニーミントさんのアミノ有機肥料を試しに購入してみたので、それを使ってみることにしました。
更に、バラの寒肥も表面に撒きました。
今表面に撒けば、春頃には土の中まで浸透して根に届くでしょう。
新しいシュートを出す為に
枝を見ると赤くはないので、新芽に勢いがないのがわかります。
元気なバラは冬の間に新芽が出る枝が赤くなります。
枝が赤くなる状態は、栄養が枝に渡ってますよ!っていう、バラからのお知らせです。
枝も古く、ここ数年新しいシュートが出ていません。
根元から新しいシュートが欲しいので、今年はきちんと手入れをしようと思いました。
古い枝のままだと、株が弱り、最終的に枯れてしまう恐れがあります。
古い枝も処分して、株の更新を図りたいです。
念の為、挿し木も試して、保険も作りたいと思います。
冬の剪定
12月から2月の間に冬の剪定を行います。
この時期は1/3〜1/2と短く思いっきり切れる時期なのですが、根元に新芽があるのが条件ですね…。
テッポウムシにやられたマダム・フィガロは、根元らへんの枝を見ると、やはり新芽がありません。
しょうがないので、株の温存をする為に最低限の剪定に。
細い枝を剪定。
内側に交わっている枝を剪定。
外側にある新芽の上で剪定。
とりあえず、株の温存が最重要課題なので、剪定は最低限にして、春に様子を見て、シュートが出るのを待とうと思います。
まとめ
テッポウムシにやられて弱ってしまったバラの応急処置と療養をまとめました。
ひとまず、冬の間にやるべきことはやったので、春を待ってどういう状況になるか経過観察しようと思います。
最終目標は、根元から新しいシュートが出てきてくれて、株の若返りです。
レビュー&コメント