パンテスの解説
クレマチス・パテンスは、キンポウゲ科クレマチス属の多年草の一種です。
日本(本州、四国、九州北部)および北東アジアに自生しています。
通常、林縁に生育し、観賞用としても植栽されています。
界 | 植物界 |
クレード | 気管植物 |
クレード | 被子植物 |
クレード | 裸子植物 |
目 | キンポウゲ目 |
科 | キンポウゲ科 |
属 | クレマチス |
種 | C. patens |
パテンスの語源
クレマチスの属名は、古代ギリシャ語で「登る」を意味する "clématis "から派生したものです。
これは、種がクライマーになる傾向があることを表現しています。
そして、patensとは「開く」という意味です。
日本では、C. patens は風車を意味する「カザグルマ」と呼ばれています。
栽培
幹
茎は茶色で、木質になります。
花
5~6月頃、短枝の先端に白または薄紫色の単花を咲かせます。
花弁のような萼は通常8枚で長さ7~8cmですが、種類によってばらつきが大きいです。
痩果(そうか)は広卵形で、黄褐色の羽毛状です。
痩果(そうか)(そう果、英: achene, akene, achaenium, achenium, achenocarp)とは、果実の1型であり、果皮が乾燥して1個の種子を包み、裂開しない果実のことである。カヤツリグサ、ニリンソウ、ヤブマオ、ヤマブキ、スイバ、タンポポなどに見られる。外見上は1個の種子のように見えるためしばしば「種(タネ)」とよばれるが(例: ヒマワリのタネ)、実際には種子ではなく1個の種子を含む果実である。
Wikipediaより引用
葉
葉は羽状複葉で、小葉は3~5枚、長さは3~10cm。
花は8枚の萼片からなります。
多数の雄しべと雌しべから構成されます。

開花時期
5〜6月頃から咲き始めます。
剪定や剪定時期
弱剪定
咲く枝
旧枝咲き
前年に伸びた枝から新芽が出て、短枝の先端に単花が咲きます。
花後の剪定
開花時期後の6月頃に、花首下で剪定します。
春の剪定
旧枝咲きの為、剪定時期に今年伸びた枝を切りすぎてしまうと、来年の枝数や花数に影響してしまうので注意します。
冬の剪定
弱剪定の為、今年伸びたツルの1/2残して剪定します。
保全
C. patens は、日本の環境省によってレッドリストで準絶滅危惧種 (NT) に指定されており、日本のいくつかの都道府県はレッドリストに指定されています。
文化的意義
1948年1月14日、奈良県宇陀市の「クレマチス・パテンスの自生地」が国の天然記念物に指定されました。
千葉県船橋市の花に指定されています。
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